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ISIS人質リスト/憶測の前提/田母神氏Twitter表現の自由

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ISIS人質リスト/憶測の前提/田母神氏Twitter表現の自由

湯川遥菜さんに続き後藤健二さんの悲報が入り
ヨルダン空軍将校ムアズ中尉( First Lieutenant Muath al-Kasaesbeh )の
無事と解放を祈るばかりです。
そして、後藤健二さんが、状況を知らせようとした
シリア( Syria ) アレッポ ( Aleppo ) に、
一日も早く平和が訪れますよう…。

正直なところ、おそらく、日本でも、多くの方が
悲観的だったのではないかと思います。
それでも、口に出しては不吉であるし、
最後まで諦められないという強い心情があって
結果として、その希望が叶わず、予想はしていたのに
それでも呆然となさっている方は多いのではないでしょうか。

後藤さんの奥様、お母様、ご家族、ご友人の皆さま
湯川さんのお父様とご友人の皆さまに
お悔やみ申し上げます。

昨日のブログに英語文字起こしと日本語で記録した
Jihadi John ( ジハード聖戦のジョン )による
日本政府へのメッセージは
日本の悪夢の幕開けだ…と、しめられていましたが
実際に、これは、終わりではなく、始まりだと思います。

そこで、非常に、気になるのは、
現在ISISに囚われていて身元が公開されていない人質たちの事です。

その中に、日本人は、いるのか、いないのか…
もちろん日本人以外の人質をおざなりにする意味ではありません。
ただ、ISIS的には、同じ国籍の人質は「ストック」しておきたいのでは
と、素人考えで思いますので、こうやって、2人続けて殺害したということは
まだ、他にも「使える」日本人人質がいるか、あるいは
容易に、日本人人質を確保できる見込みがあるのではないかと
憶測してしまいます。

そもそも、危険なのは、シリアだけでは全然ありませんし
シリア全土が満遍なく常に危険というわけではないと思います。

去年、
アルジェリアでも、ウォーキング・ホリディ中の
フランス人 登山ガイド Hervé Gourdel ( エルヴェ・グルデル )さんが
ISISに共鳴するグループに拘束され、短期間のうちに犠牲になりました。

Grief of the beheaded French mountain guide’s widow revealed
as country mourns his murder with flags at half mast

( 殺害された登山ガイド未亡人、半旗で悼むフランス )

フランスは、実際にISISの動画にJihadi Johnとともに出され
犠牲となった英米の人質たちと同じ場所で
拘束されていたNicholas Hénin ( ニコラ・エナン ) さんら4人の
ジャーナリストの解放に4月には成功していますが、
一応、警戒態勢がひかれていたパリの週刊シャルリ紙 ( Charlie Hebdo )で
襲撃事件が起きているのですから、安全な場所など無いとも言えます。

もちろん、シリアなど外務省危険指定地域への渡航の危険度は
たとえばロンドンでテロに遭うよりも、遥かに高いのは
一目瞭然ですが、だからといって
わざわざ危険を承知で、危険地帯に自ら入って行ったというのは
ちょっと違うように感じています。

まず、危険地帯ということは、一種の「前線」なわけで
素人考えでも、
そこに、外国人が、「軽い気持ちで」入って行ける、という状況は
いくらなんでも、あまりにも、間抜けすぎると感じます。
それなりのツテがあって、なんらかの確信を持ち、
準備を周到にして行動していたであろうとおもいます。

特に、後藤健二さんは、Aleppo ( アレッポ ) の方々がFacebookで
載せていたポストでも、かなり人望が厚く、
人脈も土地勘もあったのは明瞭です。

そして
奥様の声明によれば、今回の渡航の第一目的は、あくまでも
Aleppoの取材、さらに、同時に、湯川さんの情報収集もしていた
ということらしいのに、
後藤さんのお母さま石堂順子さんが記者会見で
「友人を救うために行ってしまった」的なことを発言したせいなのか
たとえば、
イスラム国とイスラム国家を混同していたり
生後2週間だった赤ちゃんを生後3週間と言っていたり
他の発言内容は、かなり、誤認があるのに、
シリア渡航の目的だけは、湯川さん救出が事実として扱われてしまっている、
単なる憶測が、事実として、前提になってしまって
あれこれと語られているという印象を受けます。

ISIS hostages
( 右 Muath al-Kasaesbeh中尉、Hervé Gourdelさん )
( 左 John Cantlieさん、GReta RamelliさんとVanessa Marzulloさん、Nicolas Héninさん )

これは、拘束動画が公開された時に調べたリンクなのですが
この時点でISIS イスラム国 に拘束されていた外国人人質は
レバノン兵士約7名と湯川さん後藤さんを除くと

A look at the hostages believed held by Islamic State group
( イスラム国に拘束されていると思われる人質たち )

後藤さんと湯川さんの警告動画が公開された当時は、
12月24日に拘束されて以降まだ何の要求もされていなかったものの
その後、
後藤健二さんとサージダ死刑囚の交換条件に関連付けられ
安否が気づかわれる ヨルダン空軍将校ムアズ中尉
MU’ATH AL-KASEASBEH:
The 26-year-old Jordanian pilot is the first foreign military pilot to fall into Islamic State hands since an international coalition began its aerial campaign against the group in September. He was carrying out airstrikes against the militants when his F-16 went down near the Islamic State group’s de facto capital of Raqqa in northeastern Syria on Dec. 24. His captors have not made any public demands for his release.( 21/1/2015 )

数々のISISプロパガンダ動画↓に出演させられている
( From Inside Mosul モースルの街中から )
英国人ジャーナリスト ジョン・キャントリー氏
JOHN CANTLIE:
The British photojournalist has appeared in several Islamic State propaganda videos delivering statements, purportedly from the Syrian border town of Kobani and Mosul, Iraq’s second-largest city, likely under duress. Cantlie has worked for several publications, including The Sunday Times, The Sun and The Sunday Telegraph, and was kidnapped with American journalist James Foley in November 2012. An Islamic State militant beheaded Foley in August 2014.

イタリア人イエズス会司祭 パウロ・ダローリオ神父
FATHER PAOLO DALL’OGLIO:
An Italian Jesuit priest, he went missing in July 2013 after traveling to meet Islamic militants in Raqqa. He has not been heard from since.

Skyニュース のカメラマン レバノン人 サミール・カサブさん
SAMIR KASSAB:
A Lebanese national who worked as a cameraman for satellite channel Sky News Arabia and was kidnapped Oct. 15 while working near Aleppo, Syria’s commercial capital, where there has been heavy fighting since rebels seized part of the city in 2012.

同じくSkyニュースのレポーター モーリシャス人 イシャク・モフタールさん
ISHAK MOKHTAR:
A Mauritanian reporter for Sky News Arabia who was kidnapped Oct. 15 while working near Aleppo.

名前が公開されていないアメリカ人エイドワーカー女性
UNIDENTIFIED AMERICAN WOMAN:
She was captured last year in Syria while working for aid groups. U.S. officials have asked that the woman not be identified out of fears for her safety.

名前が公開されていない赤十字国際委員会職員3名
THREE WORKERS FOR THE INTERNATIONAL COMMITTEE OF THE RED CROSS: They were taken near Saraqeb, in Syria’s Idlib province, in October 2013. The organization has declined to provide information on their identities or who has them, out of fears for their safety.

レバノン兵士7名前後
AROUND SEVEN LEBANESE SOLDIERS:
Abducted in August during a cross-border militant raid in the Lebanese border town of Arsal.

また、イスラム国は
何人かの人質も解放しており、身代金と引き換えだったと言われていますが
そのことを公に認めた国は、まだ、ありません。

The Islamic State has also released several hostages, reportedly in exchange for ransom money. There has been no official confirmation from any of the countries involved.

ちなみにISISやISIS関連組織に拘束され、後、解放された
ヨーロッパ人人質は、11名います。

1月22日「Cantlie氏ISIS動画と72時間の今さら感」でも記録いたしました
イタリア女性2名
GRETA RAMELLI and VANESSA MARZULLO: Two Italian aid workers, aged 20 and 21, returned home this week after being held hostage in Syria by militants for more than five months.

スペイン人ジャーナリスト3名
JAVIER ESPINOSA, RICARDO GARCIA VILANOVA and MARC MARGINEDAS: Three Spanish journalists who were released last March after being held hostage for months.

フランス人ジャーナリスト4名
EDOUARD ELIAS, DIDIER FRANCOIS, NICOLAS HENIN and PIERRE TORRES: The French journalists were released in April 2014 after being held hostage for 10 months.

スウェーデン人ジャーナリスト2名
NICOLAS HAMMARSTROM and MAGNUS FALKEHED: Swedish freelance journalists who were released in early January after a month and a half in captivity. Swedish officials declined to say who seized them or how they were set free.

この他にも、
トルコ人、クルド人、イラク人、シリア人、インド人など
大きく報道されていない人質が、
解放された人質も、まだ拘束されている人質も
犠牲になった人質も、たくさん、います。

ISIS’s Forgotten Hostages: Islamic State Still Holds Thousands
( ISISの忘れられた人質たち)

ISISだけでなく、小額の身代金のための誘拐自体が一般的に少なくなく
金銭目当てに誘拐され、ISISなどの過激派集団に売られるということが、
湯川さんや後藤さんの場合にも、あったのでは?
そして、
去年のうちに交渉がうまく進んでいたら
救えていたような気がしてなりません。
いつから、どれほど交渉が進んでいたか
それとも、最悪の場合、ほとんど交渉が進んでいなかったのか
また、総選挙との時期的な兼ね合いはどうだったのか
そのあたりが、非常に気になります。

ところで、
友人から、田母神俊雄氏の
ツイートを教えてもらったのですが

@toshio_tamogami:
イスラム国に拉致されている後藤健二さんと、
その母親の石堂順子さんは姓が違いますが、
どうなっているのでしょうか。
ネットでは在日の方で通名を使っているからだという情報が流れていますが、
真偽のほどは分かりません。
マスコミにも後藤健二さんの経歴なども調べて流して欲しいと思います。

田母神俊雄 Toshio Tamogami Tweet

英国にもUKIP ( 英国独立党 ) のNigel Farage ( ナイジェル・ファラージュ )
という、ほとんどネタ的に扱われている政治家がいますが…
ナイジェルが、まともに見えてしまうほどの強烈さ…

もと航空幕僚長で東京都知事にも立候補していた「政治家」が
こんなに、子どものように「表現の自由」を享受している日本は
まさに政治家天国ではないでしょうか?!!

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ISIS Crappy Collage Grand Prix 海外報道と自己責任論の風刺画

Video

No news is good news
とは申しますが、ISIS( IS イスラム国警告 )の72時間が過ぎ、
英国では、すでに2回、同じことがありましたので、
ニュースを追うことにジレンマを感じる段階に、入っております。
そこで、目に入ったのが、軽いニュースが多いBuzz Feed。

BUZZ FEED
Japanese Social Media Users Are Protesting ISIS With “Crappy” Photoshops And Memes

日本のTwitterユーザー 「くそ」コラージュ流行でISISに抵抗
( ISIS Crappy Collage Grand Prix hashtag #ISISCrappyCollageGrandPrix )

日本では、不謹慎という批判が少なくないようですが
とりあえず、対外的には、かなり好意的に解釈されているようで
良かったです…。

記事によると、オンライン日本グッズ販売J-List店長Peter Payneさんも
「いくらオレたちの仲間を殺そうが、日本は平和で幸せな所で
インターネットも早いってんだ、ざまぁみろ」( ←大雑把な拙訳 )
と、このハッシュタグの裏を解説…。
ありがとう、、、ピーターさん…。

後藤健二さんのお母さま石堂順子さんによる1時間をこえる記者会見は
通訳 高松珠子さんが可能な限り理解可能に近い素晴らしい英訳にした後でさえ
聞き手にとって不可解で居心地の悪い不安定な内容に思えましたが、
それを、本題に関係ない部分は、スパっと切り捨て
「人質の母、涙の訴え『私の命と引き替えに救って』」
的に、大々的に報道してくれたBBCなど海外メディアも
ありがとうございます。

今回の事件に関する視覚的Tweetの中で最も腑に落ちたのは、下図左の
@hakoiribox さんの4コマ漫画でした。

@hakoiribox depiction tweet
大雑把な拙訳

Jihadi John:
To the Japanese public,
to pressure your government into making a wise decision
to save the lives of your citizens….

Jihadi John:
you now have 72 hours.

Japanese citizen :
( indifferently ) Huh? Self responsibility innit?

Jihadi John:
What’s the..?!!!

This is NOT a #ISISクソコラグランプリ tweet but a satirical depiction of the Japanese “self responsibility” mentality by @hakoiribox which was retweeted more than 20,000 times and favoured 11,000 times by Saturday morning.

For those of you who don’t exactly understand the term “self responsibility” and its significance in Japan please read

KNOW YOUR MEME
“ISIS Crappy Collage Grand Prix”


Background:
Japan’s “self-responsibility” thought

Unlike Euro-American countries, this non-christianity country doesn’t have considerable Muslim or Islamic immigrants issues and both Japan and Japan’s Self Defense Force in UN’s peacekeeping operations haven’t come under Islamic terrorism attack.

Because of this, Japanese people tend to lack a sense of reality to the Middle East issues and risk of terrorism. Half of their optimistic behavior in this online craze comes from this social background.

Other half is their “self-responsibility” thought cultivated by several hostage crisis happened in Iraq or Afghanistan in 2000s. Some of Japanese victims in these incidents were not journalists, but peace/political activists or young travelers who didn’t have any supportable causes to go to the Middle East with ignoring the government’s adjurations.

On the web, heavy criticisms blaming their faults under the slogan “self-responsibility” (自己責任, Jiko Sekinin) happened, and even dead victims had a few of severe responses.

Therefore, hostages like Haruna Yukawa in this case tend to be hard to raise sympathy amongst people, especially anonymous internet users, and instead they’re forced to become a subject of online mockery.

【BuzzFeed 記事部分コピペ】
BUZZ FEED
Japanese Social Media Users Are Protesting ISIS With “Crappy” Photoshops And Memes

A video released Tuesday purports to show a member of the militant extremist group ISIS threatening to kill two Japanese hostages. The group requested a $200 million ransom.

Japanese social media users are currently mocking and protesting ISIS with a hashtag called #isisクソコラグランプリ or the “ISIS Crappy Collage Grand Prix.”

As of Friday, the hashtag is full of “crappy” Photoshops and memes about ISIS, with a decent mix of English anime fans also participating.

Peter Payne, the owner of J-List.com, an online store that sells Japanese goods, explained the hashtag’s overall meaning to Business Insider.
“You can kill some of us,” Payne said. “But Japan is a peaceful and happy land with fast Internet. So go to hell.”

Japanese Prime Minister Shinzo Abe said earlier this week the pair’s lives were his “top priority,” and that he would not give into terrorism.
ISIS gave the Japanese government 72 hours to pay the ransom. The deadline is Friday.

Junko Ishido, the mother of Kenji Goto, a Japanese journalist currently being held by ISIS, pled for their release at a press conference on Thursday.

Know Your Meme, an online meme database, made the point that Japan doesn’t have a considerable Muslim immigrant population, and thus young Japanese people might not have a great understanding of the issues currently happening in the Middle East.

Regardless of why or how, though, the “ISIS Crappy Collage Grand Prix” doesn’t appear to be slowing down.

According to the social analytics site Topsy, the hashtag has been used more than 77,000 times since Monday.


ISIS Hostage Entered Syria to Search for Friend: Guide


後藤健二 シリア現地リポート⑥ 「ISISに取り囲まれるシリア国境の町コバニ」
2014年10月3日 
Syrian town of Kobani surrounded by ISIS
3 Oct 2014

後藤健二さんと湯川遥菜さんのご無事をお祈り申し上げます。