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Hijirah to the Islamic State 「イスラム国 移住ガイド」イエメン処刑ごっこ動画 (追記3)

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Hijirah to the Islamic State 「イスラム国 移住ガイド」イエメン処刑ごっこ動画 (追記3)

【追記1】イエメンの子ども達の不気味なISIS処刑ごっこ動画を追記しました。

Islamic State ( イスラーム国 ) 入り目的でトルコに渡航し行方不明になっているロンドンの女子高生
Shamima Begumさん、Kadiza Sultanaさん、Amira Abaseさんは
Twitterを通じてイスラーム国内の英国人女性と連絡を取っていた模様ですが
昨日のブログの追記4に書いたように、
イスラーム国関連っぽいTwitterアカウントを見つけるのは
非常に簡単で、昨日も、そんなアカウントの一つに、
「どうしてイスラーム国へ移住する女子が後を絶たないか」
というリンク付きのツイートがあり、そのページに
“Hijirah to the Islamic State”
(「イスラーム国への移住」)
という電子書籍のPDFダウンロード・リンクが載っていました。

Hijirah to the Islamic State

私はiPadでダウンロードしてiBooksで読みましたが
ダウンロードせずオンラインで読むこともできます。
検索でも簡単に見つかるので
行方不明のロンドン女子高生3人組も読んでいたと思います。

この本は、実に、具体的な、渡航準備ガイドで、
詳細な持ち物の準備から、空港での受け答え、そして
トルコ内をどう移動するか、国境をどう突破するかなど
非常に詳しく、至れり尽くせりの解説がされています。

また、一章が、特別に女子用に書かれていたのですが
(英文の後に、意訳をつけます)

SISTERS MAKING HIJRA TO AL-DAWLAH (the Islamic State) : The Trip Through Turkey
イスラーム国へ移住する女子へ: トルコ国内の移動

Make sure you have a phone with you (duh… Please don’t attempt to make hijra if your parents confiscated your phone).
It’s better if you have an Android smartphone which is unlocked.
Buy a SIM card at the airport, but don’t buy any SIM card, buy a Turkcell SIM card.
Make sure you buy enough minutes for calls (international calls also wouldn’t hurt) and enough data for internet (1 GB should be okay, in shā Allah).
If you’re traveling with a group of sisters, make sure that each one of you has a phone with a Turkcell SIM card.

絶対、ケータイは、持って来てください。
( って、当然ね。もし、親にケータイを取り上げられてしまったら「hijira移住」しようとするのはやめてください。)
SIMロック解除されているAndroidスマートフォンが良いです。
そして空港でSIMカードを買うのですが、どのSIMカードでもいいわけじゃありません。
Turkcell の SIMカードを買いましょう。
通話クレジットは多めに(国際電話をかけても大丈夫なように)
インターネット用のデータ通信クレジットも十分に ( たぶん1GBくらいあればOK インシャラー ) 買っておきましょう。
もし、何人かの女子と一緒に渡航するのだったら、
全員がTurkcellのSIMカードを入れたケータイを持っておくように!

Call the numbers, let them know that you’re in Turkey and that you want to make hijra to al-Dawlah.
They will provide you with instructions. So follow the instructions they will give you.
Let them know how many sisters are traveling and also their landing times, etc.
If you land at different times, no need to wait for the other sisters in Istanbul airport.
Don’t form groups and draw attention to yourselves.
(There aren’t many niqābis in a Turkish airport.)
If you want to wait for each other, avoid meeting physically, communicate by internet after you have bought your SIM cards.
Book your ticket to wherever they instructed you to.

(渡されていた)番号に電話をかけて、トルコに着いたこと、
イスラーム国に移住したいことを伝えます。
どうしたらいいか指示されるので、それに従ってください。
何人の女子が渡航するのか、いつ着くのかも伝えること。
飛行機の着く時間が違うならイスタンブール空港で待つ必要はありません。
団体になって注目を集めないように。
( 空港には、あまりニカブ姿の女性はいませんから。)
もし、仲間を待ちたいなら、実際に会うのではなくて
SIMカードを買ってからインターネットを介して連絡しあって下さい。
指示されたところまでのチケットを予約してください。


ロンドン少女3人も、おそらく、火曜日に空港に着いた直後、
空港の売店でTurkcell SIMカードを買っているはずで
ちょっと聞き込み調査をすれば、足がかりがつかめそうなものですが
警察に捜索願いが出されたのが火曜日の夜で
水曜日にトルコ・イスタンブール行きの飛行機に搭乗していたのが分かり
それからイスタンブール空港に捜査に行ったとしても
いくら大雪で交通機関が麻痺していたとしても
既に2日のロスがあるわけですが…
それでも、SIMカードを買った3人組少女の目撃談も無く
空港でシリア国境近くの空港への国内便チケットを買った
あるいは搭乗した記録やCCTVも見つからないというのは
誰かが既にイスタンブール空港で待機していて
全てお膳立てが整っていたのでしょう。

行方不明が公開され大々的なニュースになったのは金曜日なので
警察的には、木曜日までに見つけられる目論見があったのか
あるいは家族からの同意が得られなかったのか…
( ただ、同意が得られなくても、名前を伏せて報道することもできそうですが)
いずれにしても、もう、シリアに入国している可能性は
非常に高いと思います。
家族の動画を見る頃には、もう、シリア入りして
帰りたくとも帰れない状況になっているのではないでしょうか…。
同い年の子を持つ親としては、最悪の状態を想像するだけで涙が出てきます。

ご家族の呼びかけ動画 (昨日ブログ追記4と同じ動画です)

Families plead for return of schoolgirls feared to be in Syria – video

下は、イスラーム国に暮らすフランスから移住したらしい女性たちが
Raqqaのインターネットカフェで、おそらくフランス国内の家族と
会話している様子が出てくる動画

French Report: Syrian Woman Secretly Films Life in Raqqa under ISIL

フランスには帰らないから
リスクを冒してここに来たんだから
ここで幸せに暮らしてるから
TVで伝えられているのとは全然違うの
TVはウソだし大げさなのよ

確かに、
下のISプロパガンダ動画では
楽しそう〜な感じに映っていますが……
海外から移住して来た戦士たちのインタビュー付き動画

Eid Greetings From The Land of Khilafah

子どもたちが可愛らしい…

英語で教える学校も開かれる模様 ( 生徒と先生募集のお知らせ )
Islamic State English primary school

その一方で
中国からISISに移住した ( 300人と言われている ) 兵士のうち
3人が、逃亡を企て処刑されたという報道もあります。
一人の青年は、ISの実態に幻滅し、トルコの大学に行きたいと
友達に打ち明けていたのが上部に知られ銃殺
あとの2人は100名あまりの逃亡兵とともに斬首だったという
情報が流通しています。

内媒:伊斯兰国6个月处决120成员 含3名中国人
http://www.nanzao.com/sc/china/47561/nei-mei-yi-si-lan-guo-6ge-yue-chu-jue-120cheng-yuan-han-3ming-zhong-guo-ren


ISIS executes three of its Chinese militants: China paper
http://english.alarabiya.net/en/News/asia/2015/02/05/ISIS-executes-three-of-its-Chinese-militants-China-paper.html

また、
Kobaneで戦うクルド戦士が、
「外国出身のIS戦士は自爆ベルトを付けていて捕まると自爆する」と語っている動画もあります。( 1分50秒あたり )
“The foreign fighters all wear suicide belts, so when we capture them they blow themselves up.”

‘Islamic State are afraid to see women with guns’ – BBC News

インタビューされている可愛らしいクルド人少女兵士、女性兵士達は殆どが10代…
Kurdish girl soldiers

望みは薄いと、わかってはいますが
3人の少女が無事に英国に戻って来てくれますように願わずにはいられません。

ただ、
この女子高生たちが、移民の非常に多い街で育ったとはいえ
ムスリムであることで不公平な思いをした可能性は十分にありますし、
そのような「差別された感」や怒り、そして、危機意識を
15歳少女が持ってしまう環境が、英国に皆無だとは全く思いません。
ムスリム女性は、ヒジャブやニカブなど外見ですぐわかるため
嫌がらせを受ける可能性は、ムスリム男性より遥かに高いと思います。

ところで、
同じくIS出版の電子書籍
“Black Flags from Rome ”
「ローマからイスラーム国の黒旗が」
PDFをダウンロードし読み
震撼しました。

Black Flags from Rome

エジプトのコプト教徒殺害動画で、
「我らはローマの南方にいる」
「ローマを制服する」と言っていたのは
カトリックの聖地バチカン市国のあるローマ
という象徴的な意味合いだと思っていたのですが
実際に、ローマ、イタリアが狙われているのが
この本には明白に示されており、
半端では無い恐怖感を持ちました。

その動画のメッセージの英語の文字起こしはしていたのですが
どうしても、この件でブログることができず、そのままにしていました。
でも、この”Black Flags from Rome ( Europe ) を読み、改めて
英国のショッピングセンターへの自爆テロ予告よりも
強い恐怖を感じています…。

こんなメッセージでした。
あくまでも、私の耳にはこう聞こえたという英文です。
地名、宗教的な固有名詞などは、調べました。

All praise is due to Allah, the Strong and Mighty. And may blessings and peace be upon the one sent by the sword as a mercy to all the worlds.
O people!
Recently you have seen us on the hills of as-Sham and on Dabiq’s plain, chopping off the heads that had been carrying the cross delusion for a long time filled with spite against Islam and Muslims
And today we are on the south of Rome, on the land of Islam, Libya, sending another message.
O crusaders!
safety for you will be only wishes, especially when you are fighting us all together.
Therefore, we will fight you all together, until the war lays down its burdens, and Jesus, peace be upon him, will descend, breaking the cross, killing the swine and abolishing Jizya.
The sea you’ve hidden Shaykh Usāmah Ibin Lādin ( Sheikh Osama Bin Laden’s ) body in, we swear to Allah we will mix it with your blood.
処刑
最後
And we will conquer Rome, by Allah’s permission,
the powers of our prophet, peace be upon him.

We will conquer Rome!

ISISを強大化させる原因を作ったシリアのAssad政権も
絶対忘れてはならないと思います。

Assad

【追記1】
イエメンの子どもたちが、エジプト・コプト教徒ISIS動画を再現した
「ISIS処刑ごっこ」動画がYouTubeに出ました。

Children In Yemen Play At ‘Reenacting’ ISIS Beheadings
أطفال يمنيين يحاكون داعش في إعدام الأقباط في ليبيا

お兄ちゃん達が弟を捕虜に…という感じですが
後半は、元の動画の音声をそっくりそのまま使っていますし、
子どもの遊びとは言えない不気味さです。

【追記2】
それから、
ロンドン女子高生3人組シリア渡航失踪事件ですが
英国の警察は、金曜日までトルコ警察の協力を要請しなかったと
トルコ側から批判され、
一方、警視庁は、翌日、18日には、トルコ大使館に連絡を取ったと…
責任転嫁が始まっていますが
いずれにしても、もう、少女達は国境を越え
シリアに入国した、と、発表されました…。

Missing teenagers have crossed into Syria, Met Police say

ご家族がTVで呼びかけた時には、もうシリアに入国していたようです。
12月に、既に、同じ学校の友人が、シリアに渡航しているのに
その時の体験が全く生かされていなかったというか
その時はその時で家族が通報したのが遅すぎたと警察側は言っていましたが…。
家族の依頼で報道規制がひかれ、公にされていない件は
結構あるようです。

【追記3】
Jihadi2月26日 : Johnも頼ったCAGE記者会見:なぜ若者がISISを目指すか・政権で変遷するテロへの見方
も、ぜひ、どうぞ!

Cantlie氏ISIS動画と72時間の今さら感 (追記1)

Standard

***追記***
From Inside Halab ( Aleppo ) Video
「アレッポの街から」動画
https://canarin.wordpress.com/from-inside-mosul/

をページに追加しました。

From Inside Mosul Video
「モースルの街から」動画
https://canarin.wordpress.com/from-inside-mosul/

も上ページに、貼ってあります。

***以上***

Jihadi John ジハード(聖戦)ジョン の警告動画に出させられた
アメリカ人ジャーナリストJames Foley氏と Steven Sotloff 氏
アメリカ人エイド・ワーカーPeter Kassig氏
イギリス人エイド・ワーカーDavid Haines氏とAlan Henning氏は
犠牲になり、その様子が、さらに動画で公開されましたが
同じ場所で拘束されていたフランス人ジャーナリスト
Nicolas Hénin ( ニコラ・エナン氏 )は解放されています。

‘I shared a cell with every man beheaded by ISIS’:
Freed French hostage reveals his ‘brutal and gruesome’ ordeal at hands of terror group

そして、Hénin氏により、やはり同じ場所で拘束されていたと
証言されている イギリス人ジャーナリスト
John Cantlie ( ジョン・キャントリー )氏は
プロパガンダ動画 「 Lend Me Your Ears ( 耳を貸して下さい )」に
続けて出演し、10月25日に公開された「エピソード5」では、
「テロリストとは交渉しない」政策をとっている国も
水面下で交渉をおこない、その結果、
デンマークやドイツの「人質」たちは解放されたが
アメリカ政府と英国政府は何もしていないし
人質の家族や友人たちの救出活動の支援もしていない
と、その前のエピソードに引き続き失望をあらわにしています。
(Cantlie氏の家族は、政府は支援も救出努力もしていると、否定)

‘Some of us who tried to escape were waterboarded’:
British hostage John Cantlie says captives have been tortured in new ISIS propaganda video

( ISISの新プロパガンダ動画でJohn Cantile氏「逃亡を試み水責めを受けた捕虜も」)

ISIS hostage John Cantlie
‘believes two-thirds’ of what he says in propaganda videos, says his sister

( ISIS人質John Cantile氏は「プロパガンダ動画で語っていることの2/3を信じている」と、姉妹 )
・John Cantlie was kidnapped by jihadists nearly two years ago
・He has criticised both the U.S. and UK governments in ISIS videos
・His sister Jessica says her brother believes ‘two-thirds’ of what he says

上のリンクにもある「エピソード3」で、Cantlie氏が
「2年間も人質を放っておいて何もしなかったくせに
人質が殺されたら今度は、それを大義名分に使う」
というようなことをおっしゃっているのですが、
下にリンクしたジャパン・タイムズの記事によると
後藤健二さんのご夫人によると拘束されたのち、先月
身代金の要求があったということ。
それ以降、なんらかの「水面下での交渉」の試みや
確実な現地情報収集は、なされていたのでしょうか?
もし、殆ど、あるいは、全くなされていなかったのでしたら、
動画で72時間などと脅迫されて大騒ぎになることに
「今さら感」は、否めませんし、結局
政府だけでなく、反政府側も含めた、あらゆる方面によって
「大義名分」として使われるだけなのかもしれません…。

いつから数えて72時間なのか、、、って、、、
拘束されたのが去年、身代金の要求が来たのが先月、、
で、今さら、いつから72時間も、へったくれもございません。

それから
2億ドルを日本政府が身代金として払うなど
ISISだって考えてもいないでしょうし
身代金要求は、単なるプロパガンダと申しますか
わざわざ「絶対できないであろうことを要求」して
それを「理由」にする…という方法なのではないでしょうか。

「テロとの戦争」と言われて久しいですが
戦争相手の情報収集と交渉手段の確保は不可欠なはず。
日本政府、外務省は、
はたして、どこまで把握しているのか、
どの程度のことまで出来るのか、、、
こちらも、今さら感があります…。

Wife of Goto received ransom email from Islamic State in December

The wife of Kenji Goto, identified Wednesday as one of the two Japanese hostages held by the Islamic State group, received an email on her mobile phone in December demanding a ransom of more than ¥2 billion, government sources said Wednesday.

The freelance journalist’s wife first received an email in November from an unidentified party saying that it had captured Goto, according to the sources. His wife exchanged several emails with the party, but the messages did not include threats to kill Goto.

The sources said the government believes the emails were from the Islamic State group, since the address the messages were sent from resembles one used by the group in past hostage cases.

ところで、このCantlie氏、1月3日に、公開された動画では
リポーターとしてMosulの街を紹介しています。
後藤健二さんたちが、Cantlieさんのように、
まだISISにとって利用価値がある、と
なんとか生きのびていただければ…と願ってやみません。

British ISIS hostage John Cantlie appears in new propaganda video giving tour around Iraqi city of Mosul
( ISIS英国人人質John Cantlie氏、Mosulの街を紹介するプロパガンダ動画に )

Filmed documentary-style, he visits market, hospital and police station
The terror group released bizarre eight-minute video on YouTube today
He says the Western media’s perception of the city is ‘misleading’
Disputes an article published in the Guardian and later quotes Wikipedia
Claims life in Mosul is ‘business as usual’ and people are not ‘living in fear’
Iraq’s second largest city captured by ISIS militants during a blitz in June
Foreign Office spokeswoman said: ‘We are aware of the release of another video and are studying its contents’

拘束される前に撮った動画ではなく
拘束後にISISによって制作公開された動画です。


ISIS New Propaganda Video – John Cantlie Report From Mosul Iraq
「モズルの街の中から」書きおこし

もっとも、無事救出されたらされたで
身代金について批判の嵐は起きるでしょうし
さらに「自己責任」嵐の的にもなることは十分予測されます。

先日、ISISではない別の過激派集団からイタリア人エイドワーカー
Vanessa Marzullo ヴァネッサ・マルツゥロさんと
Greta Ramelli グレタ・ラメリさんが救出されましたが
身代金についてだけではなく、
自身の拘束者と合意の上で性行為をもったのではないかと言われ、
皮肉りツイートをした政治家Maurizo Gasparri氏は大批判を浴び
「#GasparrioffTwitter ガスパリをツイッター界から追放しろタグ」をつけられていました。

Italian senate vice president says kidnapped aid workers had sex with their captors
Maurizio Gasparri’s comments about Vanessa Marzullo and Greta Ramelli, held hostage for six months by Islamic extremists in Syria, provoke anger

2015/01/img_7880.jpg

左上John Cantlieさんの「出演」したISIS「プロパガンダ」動画
“Lend Me your Ears”
“From Inside Mosul”
左下
救出されたイタリア人人質Vanessa Marzullo さんとGreta Ramelliさん
警告動画
シリアに出発する前

右上
“From Inside Mosul” ISIS動画
右下
救出されたフランス人人質Nicolas Héninさん
犠牲になった英国人人質David HainesさんとAlan Henningさん