Dresden大空襲とPEGIDAルポFRANCE24動画 (日英仏語)

Video
Dresden大空襲とPEGIDAルポFRANCE24動画 (日英仏語)

昨日は
Dresden Bombing 70 Years On
ドレスデン大空襲70周年
Victor Gregg BBC Breakfast Interview
( https://canarin.wordpress.com/dresden/ )


上記ページに、当時、英国人捕虜としてドレスデン空爆を生き抜いた
Victor Gregg ビクター・グレッグさん ( 95歳 )の
昨日 朝のワイドショー BBC Breakfast での
心を揺さぶられるインタビュー動画( 英語 )を貼りました。

兵士として数々の戦場を体験したグレッグさんにとってさえ
この老若男女が犠牲になった空襲の惨状は衝撃で
その後、40年間は、笑うこともできなかったそうです。
火災による竜巻が起きて、女性や子どもも焼けながら
その空中に巻き上がったっていった、というグレッグさんの
話を聞いた時、東京大空襲の話を思い出さずにはいられませんでした。

Dresden Bombing 70 Years On

そのDresden (ドレスデン )では、去年の10月以降、毎週、
ムスリム移民によるドイツ社会のイスラム化を脅威とする
PEGIDA = Patriotische Europäer gegen die Islamisierung des Abendlandes
( 西欧諸国のイスラム化に反対する愛国ヨーロッパ人 )
の抗議集会が開かれているのですが
France 24 ニュースチャンネルの
「Ligne Directe / Observer Direct 」という視聴者参加型の
ドキュメンタリー番組で、PEGIDA運動が取り上げられていました。
番組に呼びかけたのはドイツ東部のドレスデン在住の
Marvin Kalima ( マーヴィン・カリマ ) さん
レポーターは、Julien Pain ( ジュリアン・ペン ) さん。

動画の後に、日本語訳 ( 意訳 ) を、つけました。

フランス語版
Allemagne : Pegida, la haine en marche ? #LigneDirecte

英語版
Pegida: Hatred on the march

Marvin Kalimaさん ( MK ) :
毎週、日曜日、難民対象のサッカーの試合を開いてます。
人気ですよ。
ドレスデンには、難民向けのレジャー活動が殆ど無いので
始めたんです。
PEGIDAが作られてから、ドイツ人は、難民に対して
公然と敵意を示すようになりました。
そして、最近は、ますます悪化しています。
ドレスデンには人種差別が多いんです。
偏見も多いですし、亡命希望者に対してだけじゃなく、
他の( マイノリティ ) コミュニティに対してもあります。

Marvin Kalima, France 24, Dresden

ナレーション :
ここの難民の多くはシリアから来ました。
ドイツ政府が、紛争地域からの難民の受け入れを表明して以来
亡命申請の数が、かなり増えました。
この亡命者用アパートには、8人のシリア人が入居させられています。
4ヶ月前に亡命申請をしたものの、まだ、審査を待っている状態です。

Asylum Seekers, Dresden

[ 亡命者用アパート ]

Mohammad Zhouri シリア亡命者:
ベルリンに着いてから、すぐに、難民センターに行きました。
そこで、私の詳細がコンピューターに入力され、
違う街に送られ、そこのシェルターに1ヶ月滞在し、
それからドレスデンに送られました。

Mohammad Zhouri, Dresden

Julien Pain ( JP ) :
それでは、ドイツ人が、あなたをここに移したのですね。
ドレスデンには来たくありませんでしたか?

MZ :
はい。でも、選択肢は無かったんです。

FADI シリア人亡命者 ( 匿名 ) :
おおかたの人はフレンドリーだし親切なんですよ。
でも、人種差別者もいるんです。
こんなこと言いたくないんですが、本当に差別なんです。
このあいだ、市街電車(トラム) の停留所で、ドイツ人の男性が
「アラブ人はトラムに乗れないんだ!」
って、怒鳴っていました。
僕達は、生活保護を受けながら家でダラダラするために、
ここに来たんじゃありません。
働いて、ドイツ経済に貢献したいんです。

FADI, Syrian refugee

ナレーション:
PEGIDA運動は、難民を標的にしています。
難民とドイツのイスラム化が最大の恐怖なのです。
しかし、実は、ムスリム人口はドレスデン総人口の
1パーセントにも満たないのです。
ここには、モスクが3つしかなく、金曜日の礼拝集会は
いつも満員です。

Mosque, Dresden

[モスクにて]

男性スピーカー :
首相は、イスラム教はドイツの一部だが
イスラム教の真の姿を人々に示す責任が、まず、
ムスリムにはあると言っています。

Mosque speaker

JP:
( 参列が終わり出てきた参列者に)
どんな礼拝でしたか?

参列者:
良いイスラム教徒として、非イスラム教徒、、、
キリスト教徒やユダヤ教徒達の隣で暮らす事の重要さについてです。

Tolerance

JP:
つまり、寛容についてのメッセージですね?

参列者:
そう、それ、寛容ですよ。
みなを受け入れることが今日のテーマでした。

[礼拝の後]

Mohamed Gadou :
今は、心中おだやかじゃないですね。
妻や子どもが街に出て行くとき怖いんですよ。
亡命者だけが危うい立場にあるんじゃありません。
私は、もうドイツの国籍を持って長いんですが、
私でも不安ですから。

Mohamed Gadou

MK :
私はドレスデン出身なんですけど、妻が黒人で、
私も今怖いですから、おっしゃることは、よくわかります。
本当に、そうですよね。
敵意に満ちた雰囲気がありますよね。

Showing photo

男性 :
( スマフォの写真を見せながら )
これ、息子なんですけど、通りがかりの人が
「外人」って呼ぶんですよ。
でも、ご覧になればわかるように息子はドイツ人なんです。
ドイツのパスポートを持っていますし母親はドイツ人なんです。

[ドイツ郊外、PEGIDA支持者の家]

Ines Thietz-Bartman

Ines Thietz-Bartman ( ITB ) :
私は資格をもった機械工学者ですが、子どもが4人いますし
夫の稼ぎで生活できるので、専業主婦をしています。
ここには、難民申請が通らなかったのに、まだ、そのまま
居残り続ける難民がいるんです。
それが、私が、この運動に参加することにした理由です。
私は、ムスリムにも、外国人にも異論はないんです。
でも、イスラム教は…なんって言えばいいんでしょう…
Ines Thietz-Bartman
何か、危険なものを感じるんですよね…。
若い難民は暴力的ですし。
「汚らしいドイツ人」って私達を侮辱する難民もいるんです。

JP :
街で誰かに「汚らしいドイツ人」って呼ばれたことがありますか?

ITB :
私自身は無いですけど、友人が、そう呼ばれたんです。

JP :
ご自身を極右だと思いますか?

ITB :
いいえ、まったく。

Ines Thietz-Bartman

JP:
( 旗を見せられて )
それを持ってデモに行くんですか?

ITB :
これは、キリスト教のシンボルです。
私達はキリスト教国家に住んでいますが、
ユダヤの伝統もありますから。
( と、小さいイスラエルの国旗を指す )

Flags

ナレーション :
私達は、InesのようにPEGIDAのデモに行きました。
今回の集会には、それほどの人数は集まらないだろうと
思われていましたが、オペラ座前の広場には、
1万7千人もの人が集まっていました。
ジャーナリストは、歓迎されていませんが、
とりあえず、参加者の意見を聞きに行きました。

PEGIDA Manifestation

JP :
Guten Tag!
フランスのメディアなんですけど…
( 無視、拒否、避けられまくるJP、、
デモの中心に近づくとアグレッシブな反応が増える )

デモ群衆:
メディアはウソつきだ!( と、繰り返す )

Presse mensongère!

JP:
( Inesさんに )
ここに集まった人たちが、皆、あなたのように穏やかなわけじゃないですね。
私達の後ろにいる抗議者は、私達がここにいるのを嫌がっているようですし。

男性:
彼らはメディアが嫌いなんですよ。
この活動に、いつもメガティブな見方しかしませんからね。
20かそこらの報道がありましたが、どれも
いいようにバイアスをかけて編集しているんです。
だから、嘘つきメディアと呼んでいるんですよ。

Julien Pain, PEGIDA manifestation, Dresden

ナレーション:
デモには、幅広い社会層の人々が集まりました。
キリスト教的な価値観をもつ保守的な中流階級
食べて行くのにに必死な労働者
そして、ネオ・ナチ…。
デモの間は、話を聞くのが無理だったので
私達は、地元のDynamo Dresdenサッカークラブの試合へ
隠しカメラを持ってウルトラ・サポーターと呼ばれる人々を
撮影しに行きました。
極右翼活動と関係が深く、中には、PEGIDA活動の骨幹を成す人々もいます。

男性1:
PEGIDAのデモ集会に参加したから極右だって言う人がいますが
馬鹿げていますよ。

男性2:
ほんとですよ。
ある黒人の男性が、いつも、PEGIDAの行進の先頭にいるんですけど
ジャーナリストは、絶対に、それを報道しないんですからね。

supporters

男性3:
移民達ときたら、信じられませんよ!
来るのは、いつも男だけ。
絶対に家族は連れて来ないんです。
家族は、どこにいるんでしょう。
移民達は問題ばかり起こし、豚のように振る舞うんです。

男性4:
ドイツは、難民政策を変える必要があります。
亡命申請は、もっと、速やかに処理しなくては。

Supporter

男性5:
えぇ、確かに、良い暮らしを求めて来る移民もいますが
でも、ドイツの( 福祉 ) システムや法律を熟知している人もいるんです。
ここの生活がラクだってね。
何もせずダラダラと過ごしながら福祉制度の恩恵を受けれるってね。

Dynamo Dresden

ナレーション:
外国人恐怖症の背後には、(社会 ) 全体に増す不満があります。
デモ参加者達は、経済や、移民政策を支持し続ける政治家達から
見捨てられたように感じているのです。
私達は、ドレスデン市庁のスポークスマンに
当局が、この広がる不寛容さにどう対処するつもりなのかを
聞きに行きました。

JP:
デモに参加する人達は、難民や移民だけが問題であると、
彼らだけに目を向けていますが、それは間違っていると思いますか?

Kai Schultz

ドレスデン市庁スポークスマン
Kai Schulz ( KS ) :
私は、間違っていると思います。
難民や移民は問題ではないのです。
外国人がドレスデン(人口)に占める割合は実は非常に低いんです。
問題は、外国人に対する恐怖心です。
外国人に対する人々の理解を深め、なぜ
難民達がドイツやドレスデンに来るか、
難民は怖くないのだと、説明する必要があります。

Julien Pain, Kai Schultz

JP :
このPEGIDA運動は危険だと思いますか?

KS :
危険だとは思いません。
人に対しても組織に対しても真の脅威とはなっていません
けれども、非常に重要な問題を提議しています。
移民達がもっと社会に溶けこめるような対策が必要なんですが
問題は、亡命申請中の就職を特例を除いて認めていない法制度です。

ナレーション:
そして、ドイツの政治家が他の事に忙しそうにしている間、
一般市民達は、(PEGIDA運動への)反対活動を行っています。
例えば、PEGIDAデモの翌日には、
ドイツの有名なミュージシャン達が人種差別反対コンサートやを開催し
少なくとも2万人が参加したのです。
そこには、Marvinと奥さんも、いました。
ドイツ人と外国人が幸せに暮らせるという証拠ですが、
彼らには、わかっているのです。
PEGIDAが、最近起こった現象ではあっても、その前から、
その元となる外国人恐怖症が、はびこっていて、
すぐには、なくなりそうもないことを。

Anti PEGIDA concert

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