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Cantlie氏ISIS動画と72時間の今さら感 (追記1)

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***追記***
From Inside Halab ( Aleppo ) Video
「アレッポの街から」動画
https://canarin.wordpress.com/from-inside-mosul/

をページに追加しました。

From Inside Mosul Video
「モースルの街から」動画
https://canarin.wordpress.com/from-inside-mosul/

も上ページに、貼ってあります。

***以上***

Jihadi John ジハード(聖戦)ジョン の警告動画に出させられた
アメリカ人ジャーナリストJames Foley氏と Steven Sotloff 氏
アメリカ人エイド・ワーカーPeter Kassig氏
イギリス人エイド・ワーカーDavid Haines氏とAlan Henning氏は
犠牲になり、その様子が、さらに動画で公開されましたが
同じ場所で拘束されていたフランス人ジャーナリスト
Nicolas Hénin ( ニコラ・エナン氏 )は解放されています。

‘I shared a cell with every man beheaded by ISIS’:
Freed French hostage reveals his ‘brutal and gruesome’ ordeal at hands of terror group

そして、Hénin氏により、やはり同じ場所で拘束されていたと
証言されている イギリス人ジャーナリスト
John Cantlie ( ジョン・キャントリー )氏は
プロパガンダ動画 「 Lend Me Your Ears ( 耳を貸して下さい )」に
続けて出演し、10月25日に公開された「エピソード5」では、
「テロリストとは交渉しない」政策をとっている国も
水面下で交渉をおこない、その結果、
デンマークやドイツの「人質」たちは解放されたが
アメリカ政府と英国政府は何もしていないし
人質の家族や友人たちの救出活動の支援もしていない
と、その前のエピソードに引き続き失望をあらわにしています。
(Cantlie氏の家族は、政府は支援も救出努力もしていると、否定)

‘Some of us who tried to escape were waterboarded’:
British hostage John Cantlie says captives have been tortured in new ISIS propaganda video

( ISISの新プロパガンダ動画でJohn Cantile氏「逃亡を試み水責めを受けた捕虜も」)

ISIS hostage John Cantlie
‘believes two-thirds’ of what he says in propaganda videos, says his sister

( ISIS人質John Cantile氏は「プロパガンダ動画で語っていることの2/3を信じている」と、姉妹 )
・John Cantlie was kidnapped by jihadists nearly two years ago
・He has criticised both the U.S. and UK governments in ISIS videos
・His sister Jessica says her brother believes ‘two-thirds’ of what he says

上のリンクにもある「エピソード3」で、Cantlie氏が
「2年間も人質を放っておいて何もしなかったくせに
人質が殺されたら今度は、それを大義名分に使う」
というようなことをおっしゃっているのですが、
下にリンクしたジャパン・タイムズの記事によると
後藤健二さんのご夫人によると拘束されたのち、先月
身代金の要求があったということ。
それ以降、なんらかの「水面下での交渉」の試みや
確実な現地情報収集は、なされていたのでしょうか?
もし、殆ど、あるいは、全くなされていなかったのでしたら、
動画で72時間などと脅迫されて大騒ぎになることに
「今さら感」は、否めませんし、結局
政府だけでなく、反政府側も含めた、あらゆる方面によって
「大義名分」として使われるだけなのかもしれません…。

いつから数えて72時間なのか、、、って、、、
拘束されたのが去年、身代金の要求が来たのが先月、、
で、今さら、いつから72時間も、へったくれもございません。

それから
2億ドルを日本政府が身代金として払うなど
ISISだって考えてもいないでしょうし
身代金要求は、単なるプロパガンダと申しますか
わざわざ「絶対できないであろうことを要求」して
それを「理由」にする…という方法なのではないでしょうか。

「テロとの戦争」と言われて久しいですが
戦争相手の情報収集と交渉手段の確保は不可欠なはず。
日本政府、外務省は、
はたして、どこまで把握しているのか、
どの程度のことまで出来るのか、、、
こちらも、今さら感があります…。

Wife of Goto received ransom email from Islamic State in December

The wife of Kenji Goto, identified Wednesday as one of the two Japanese hostages held by the Islamic State group, received an email on her mobile phone in December demanding a ransom of more than ¥2 billion, government sources said Wednesday.

The freelance journalist’s wife first received an email in November from an unidentified party saying that it had captured Goto, according to the sources. His wife exchanged several emails with the party, but the messages did not include threats to kill Goto.

The sources said the government believes the emails were from the Islamic State group, since the address the messages were sent from resembles one used by the group in past hostage cases.

ところで、このCantlie氏、1月3日に、公開された動画では
リポーターとしてMosulの街を紹介しています。
後藤健二さんたちが、Cantlieさんのように、
まだISISにとって利用価値がある、と
なんとか生きのびていただければ…と願ってやみません。

British ISIS hostage John Cantlie appears in new propaganda video giving tour around Iraqi city of Mosul
( ISIS英国人人質John Cantlie氏、Mosulの街を紹介するプロパガンダ動画に )

Filmed documentary-style, he visits market, hospital and police station
The terror group released bizarre eight-minute video on YouTube today
He says the Western media’s perception of the city is ‘misleading’
Disputes an article published in the Guardian and later quotes Wikipedia
Claims life in Mosul is ‘business as usual’ and people are not ‘living in fear’
Iraq’s second largest city captured by ISIS militants during a blitz in June
Foreign Office spokeswoman said: ‘We are aware of the release of another video and are studying its contents’

拘束される前に撮った動画ではなく
拘束後にISISによって制作公開された動画です。


ISIS New Propaganda Video – John Cantlie Report From Mosul Iraq
「モズルの街の中から」書きおこし

もっとも、無事救出されたらされたで
身代金について批判の嵐は起きるでしょうし
さらに「自己責任」嵐の的にもなることは十分予測されます。

先日、ISISではない別の過激派集団からイタリア人エイドワーカー
Vanessa Marzullo ヴァネッサ・マルツゥロさんと
Greta Ramelli グレタ・ラメリさんが救出されましたが
身代金についてだけではなく、
自身の拘束者と合意の上で性行為をもったのではないかと言われ、
皮肉りツイートをした政治家Maurizo Gasparri氏は大批判を浴び
「#GasparrioffTwitter ガスパリをツイッター界から追放しろタグ」をつけられていました。

Italian senate vice president says kidnapped aid workers had sex with their captors
Maurizio Gasparri’s comments about Vanessa Marzullo and Greta Ramelli, held hostage for six months by Islamic extremists in Syria, provoke anger

2015/01/img_7880.jpg

左上John Cantlieさんの「出演」したISIS「プロパガンダ」動画
“Lend Me your Ears”
“From Inside Mosul”
左下
救出されたイタリア人人質Vanessa Marzullo さんとGreta Ramelliさん
警告動画
シリアに出発する前

右上
“From Inside Mosul” ISIS動画
右下
救出されたフランス人人質Nicolas Héninさん
犠牲になった英国人人質David HainesさんとAlan Henningさん

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ISIS日本人人質の英紙Daily Mail詳細報道と動画

Video

Daily Mail は、英国で女性にも強い人気をほこる大衆型全国紙。
いつも、日本の週刊誌的に詳しいのですが、今回も、すばやく、
人質となった後藤健二さんと湯川遥菜さんの背景まで
しっかりと、動画つきで報道していました。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2917804/Video-Islamic-State-group-threatens-kill-Japan-hostages.html

2015/01/img_7795.jpg
DailyMail
The self-proclaimed ‘military consultant’ who headed
to war zones after his wife died of cancer
and a journalist dedicated to revealing the horrors of war:
The two Japanese hostages held captive by ISIS


妻がガンで亡くなったのち戦地にむかった自称「軍事コンサルタント」と
戦争の恐ろしさを伝えることに尽くしたジャーナリスト
ISISに拘束された2人の日本人人質たち

・New video featuring ‘Jihadi John’ threatens to kill two Japanese hostages
・Demands $200m in 72 hours to save Kenji Goto Jogo and Haruma Yukawa
・Yukawa ‘seized in Syria in August after going there to train with militants’
・Video shows him firing an AK-47 with caption: ‘Syria war in Aleppo 2014’
・Goto is freelance journalist who went to report on Syria’s civil war last year

・「聖戦ジョン(Jihadi John)」の新動画、日本人人質2名を殺害すると脅迫
・後藤健二さんと湯川遥菜さんの命を救うには72時間以内に2億ドルを払えと要求
・湯川氏は過激派グループと訓練するため8月にシリア入りしたのち拘束
・「シリア戦争アレッポ2014」動画でAk-47銃を撃つ湯川氏
・フリーランス・ジャーナリスト後藤氏は昨年シリア内戦の取材に

身代金要求動画の内容 ( 「Jihadi Johnジハードのジョン」の動作つき )

‘To the prime minister of Japan: Although you are more than
8,000 and 500 kilometres (5,280 miles) from the Islamic State,
you willingly have volunteered to take part in this crusade.

‘You have proudly donated $100 million to kill our women and children
– to destroy the homes of the Muslims.
‘So the life of this (points knife at Kenji Goto Jogo)
Japanese citizen will cost you $100million.

‘And in an attempt to stop the expansion of the Islamic State,
you also donated another $100million to train the mujahideen
against the mujahideen.
‘And so the life of this (points knife at Haruna Yukawa)
Japanese citizen will cost you another $100million.

‘And to the Japanese public:
Just as your government has made the foolish decision to
pay $200million to fight the Islamic State,
you now have 72 hours to pressure your government into
making a wise decision by paying the $200million to
save the lives of your citizens.
‘Otherwise, this knife will become your nightmare.’

この動画↑は、下のFNNニュース動画の中で見ることができます。

「イスラム国」日本人人質事件 身代金2億ドル要求する映像公開(15/01/20)

CNNの動画

Islamic State, In Video, Threatens To Kill 2 Japanese Hostages

英国やアメリカの人質たちが、たどった運命を考えると
ほぼ絶望的な状況ですが、お二人には助かってほしい…。
命の火が目の前で消えていくのを見るのは、つらすぎます。

香田証生さんの犠牲は、まだ、鮮明に、思い出せます。

Shosei Koda Wiki

このブログは、いちおう、
日本でのカナリア人気の復活を目的としておりますが
忘れたくないと感じたニュースも、動画やリンクをまとめてメモし、
また、外国語部分は、必要に応じて日本語に意訳しております。

むしろ、こんな時ほど、明るいブログを
心がけるべきなんでしょうが、やはり、
本日は、佳鳴屋ポゥの写真は無しで…。

【追記】
友人が教えてくれた後藤健二さんのChristian Todayのインタビュー
【インタビュー】国際ジャーナリスト・後藤健二〜それでも神は私を助けてくださる〜

このリンク先のコメント欄で、キリスト教徒だとわかったら、
ますます命が危うい…的な意見を、いくつか拝読しましたが
キリスト教徒か否かは関係ないと思います。
多くのイスラム教徒がISISに殺害されています。
また
もともとイスラム教徒の男性は同じ一神教の
キリスト教徒の女性とは結婚できますし
( イスラム教徒の女性は異教徒とは結婚できませんが )
英国には、そんな男性イスラム教徒と女性キリスト教徒の
カップルが、それほど少なくはありません。
むしろ、問題になるのは、イスラム教徒と
多神教のヒンズー教徒の組み合わせだと思います。
( パキスタンとインドの独立当時の相互虐殺も、然り。)

【追記2】
ISLAMIC STATE –
Informal negotiations for the liberation of the Japanese hostages supposedly failed



シャミル常岡 ( 常岡浩介 ) 氏のTwitter @shamilsh

Shamil Tsuneoka
先ほど、帰宅いたしました。
警視庁公安外事三課に対して、私戦予備陰謀事件というでっち上げの違法捜査には協力しないと申しましたが、邦人の人命救助のためなら外務省にも、警察にも喜んで協力します。
私とハサン中田考先生はイスラム国と交渉が出来ます。が、イスラム国側の連絡先情報を警察がおさえた今、盗聴、発信元探知などで相手方に危険が及ぶ可能性があり、現地に連絡を試みることができていません。
日本政府がオマル・グラバ司令官の身柄の安全を保証し、私とハサン先生を交渉人として認めてくれれば、私たちは湯川さん、後藤さんの解放をイスラム国に直接、訴えることができます。日本の拠出する2億ドルはあくまで人道支援目的に限定されたもので、イスラム国を軍事攻撃するためのものではないと説明できます。さらに、イスラム国側が安倍総理の対中東政策をもって、日本人人質を処刑するのは不適切だと説明します。
オマル・グラバ司令官の説明では、去年の8月から10月にかけて、イスラム国は湯川さんを処刑したり、身代金を要求する意志がないことを明言していました。今回、その方針が変わった理由を問い質します。
現時点で、外務省からも、警察からも、連絡などは一切ありません。日本政府が独自にイスラム国と交渉し、人質を解放させられる見通しと自信があるのなら、問題ないと思いますが、そうでないとしたら、なぜ、連絡がないのか、首を傾げます。

Shamil K Tsuneoka Facebook
https://www.facebook.com/shamil.jp?ref=ts&fref=ts

【追記3】
池内恵(さとし)氏「中東・イスラーム学の風姿花伝」より

「イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ

Satoshi Ikeuchi Facebook
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?ref=ts&fref=ts