Category Archives: Kenji Goto 後藤健二

IS脱走者が証言: 後藤健二さんはJihadi Johnが殺害(動画と訳)

Video
IS脱走者が証言: 後藤健二さんはJihadi Johnが殺害(動画と訳)

IS Defector: ‘I Saw Jihadi John Kill Hostage Kenji Goto’
( IS逃亡者「ジハーディ・ジョンが後藤健二さんを殺すところを見た。」)

日本は既に3月11日、東日本大震災の日ですが
今、東京大空襲のニュースをやっているかも、と
普段あまり見ないSKY ニュースを見始めたら
この驚愕のニュースが飛びこんで来ました。

Sky News speaks exclusively to a former member of Islamic State who claims he witnessed the man known as Jihadi John murder Japanese hostage Kenji Goto.
SKYニュースは、
ジハーディ・ジョンと知られる男が日本人ジャーナリスト後藤健二さんを
殺害するところを目撃したと主張する元イスラーム国のメンバーに
独占取材をしました。

The former translator, “Saleh”, said Mohammed Emwazi’s murderous influence among the group is feared and respected, and that foreign hostages are routinely subjected to mock executions.
( イスラーム国で ) 通訳であった 「Saleh セイリー」によると
Mohammed Emwazi ムハメッド・エムワジ は、
グループ( イスラーム国)に残忍な影響力を持ち怖れられ尊敬されており、
また、人質達に対して、しょっちゅう、処刑の真似が行われていたそうです。

YouTubeに、インタビュー動画があがっていたので
ざっと、補足しながら意訳しますが、
おそらく後藤健二さんを安心させるために
Abu Saadというアラブ名を与えていた事や
人質たちに、何度も処刑シーンのリハーサルを繰り返し
最後まで、実際には殺さないからと
信じこませる懐柔する役目を負わせられていた事などを語っています。

IS Defector: ‘I Saw Jihadi John Kill Hostage Kenji Goto’

SKY:
話題になっているJihadi Johnジハーディ・ジョンとして知られる男
Mohammed Emwazi ムハメッド・エムワジについてですが、
まず最初に、様々なビデオ登場したのは、本当に、彼で、
あなたは、彼が殺すところを見たんですか?

Saleh:
その通りです。

SKY:
その件について、お聞かせ願いますか?

Saleh
彼が後藤健二さんを殺した時、私は生で目撃しました。
でも、近くではなく、ちょっと離れた所から見ました。

SKY
でも、彼が殺すところを見たんですね?

Saleh
はい

SKY
そして、確かに、彼だったんですね?

Saleh
はい。確かです。確かです。

SKY:
もっと(他の人質も)殺害していると思いますか?

Saleh
私が見たのは健二さんだけです。

SKY
Salehさんは、グループを束ねる男の姿を描写した。
彼がジョンと呼ぶ覆面男、
多くの人がモハメッド・エムワジと呼ぶ男だ。
彼がイスラム国のメディア部門で外国人人質の殺害を担当していると言う。

SKY
彼は殺した後、遺体をどうしましたか?
それとも、殺害後は、そのまま、そこを離れましたか?

Saleh
彼が殺した後は、他の3〜4人が来て、遺体を車に詰め込みました。
その後、ジョンは、(遺体を積んだ車とは) 違う方へと去りました。

SKY
そのまま、どこかへ行ったわけですね。

Saleh
はい

SKY
彼が責任者、、ボスですか?

Saleh
そうかもしれません

SKY
もう少し詳しく説明願えますか?

Saleh
大ボスが、彼らと一緒に、そこにいました。
トルコ人の男が、カメラをそこに置け、だの
場所を変えろ、だの、指示していました。
でも、ジョンは、大ボスです。
いつも、皆に、早く、早く、早く、と
早く終わらせるんだと、言っていました。

SKY
つまり、彼が、急かしていたんですね。

Saleh
はい。

SKY
彼らは、(ジョンを)怖がっていましたか…?
尊敬していましたか?

Saleh
とても、敬っていました。
とても尊敬していました。
彼だけが命令し、他の者は従いました。

SKY
つまり、彼が全ての命令を出していたんですね。

Saleh
そうです。

SKY
一体、どうして、彼には、それほどの力があるのでしょう?
どうして彼はボスとなっているんでしょう?

Saleh
たぶん、ナイフを使うからかもしれません。(実際に殺すからかもしれません)
私にもどうして、彼に力があるのかわかりません。

SKY
おそらく、彼が殺すから、そして
平気で殺せるから、かもしれませんか?

Saleh
そうかもしれません。
殺害ができる男は皆から尊敬されます。

SKY
殺害が、どのように行われているか説明していただけますか?
外国人と、地元民とに対してでは、扱いが違っていましたか?

Saleh
シリア人だったら、誰が殺してもいいんですが
外国人を殺せるのはジョンだけです。

SKY
常にジョンが殺していたんですね?

Saleh
そうです。

(略)

Salehは普段は通訳でしたが、別の仕事もさせられました。
トルコ人の男から、人質を、命に別状はないと
安心させる役目が与えられていたのです。
そして人質たち対しては、何度も何度も
それが普通になって慣れるまで模擬処刑が行われました。
最終的にジョンが登場するまで(模擬処刑が繰り返されたのです。)

Saleh
ジョンは、人質に言えと言いました。
何も問題無いから。単にビデオを撮るだけだから、と。
殺しはしないから。
お前達の政府がシリア攻撃をするのを止めさせたいだけだから。
お前達に対しては、何の問題も無いから。
お前達は単なる訪問者だから。
それで、彼らは、安心していたのです。
いつも言っていました。心配するな。大丈夫だから、
何も危険なことは無いから、と。
でも、最後に、殺されることは、私には
はっきり、わかっていました。

SKY
人質達は、どう扱われていましたか?

Saleh
たぶん声を荒げることはありましたが、
ぶってはいませんでした。
いつも、これはリハーサルだから、
怖がるな、怖がるな、と、言っていました。
なぜなら彼は…
説明しますと、
本当に殺す時に、それに気づかれないようにするためです。
人質に、しっかり、メッセージを言わせるのです。
「今、ISISに住んでいます。悪い状況ですが、ここに居続けます。」と。

Salehの話では、イスラム国の司令者は外国人によって占められれ
外国人兵士が7割、シリア人が3割だということです。
Salehは、この町の様にアラブ系住民が大部分の地域を通って
新参者がイスラム国入りをする手伝いをしていました。
また、重要なことに、新しい人質の尋問にも関わっていたのです。

Saleh
この人質男性ですが…英国人かオランダ人かわかりませんが…

SKY
でも英語で話していたのですね?

Saleh
はい。

SKY
外国訛りがあったかどうか、わかりましたか?

Saleh
英語が、とても、なめらかでした。
時々、わからないくらいでした。
なんて言っているかわからないほど(なめらか)でした。

SKY
どんな外見でしたか。

Saleh
覆面をかぶっていました。

SKY
顔を隠されていたんですね。

Saleh
はい。
質問は、全て、銃ことや、シリアでの仕事や
誰によってシリアに送られたのか、
誰がパートナーか、いつシリアに来たのか
IdilibやAleppoでは、どこに泊まっていたのか、についてでした。
全ての質問に、彼は答えました。
「私は記者です。記者です。」と。
それで、その後、私やトルコ人の男に(が?)
「心配するな。心配するな」と言ったのです。
その後、とても怖がっていました。

SKY
怖がっていたのですね?

Salehは、自分が見た事が怖くなり逃げ出しました。
人質たちに自分が友人だと思わせたことに罪悪感が生まれました。

後藤健二さんを落ち着かせるために、アラブの名前が与えられました。
アブ・サードです。

Saleh
ISISは、人質に、思わせました。
イスラム教徒になって、俺たちと一緒に来いよ、と。
私がリハーサルに行った時、彼が、言いました。
「後藤、Abu Saad 」と。
もしかしたら、私が、そう思っているだけかもしれませんし、
もしかしたら、名前が難しすぎたのかもしれません。
Kenji Goto って言えなかったのかも、それで、Abu Saadと。
ただ、気がついたんです。
彼らが、後藤さんに向かって直接、アブ・サードと言うと
後藤さんは、リラックスした様子になりました。

SKY
つまり、(後藤さんに) 彼らが仲間だと思わせたという事ですか?

Saleh
そうです。
そして、命を落とすことは無いと思わせたのです。

SKY
でも、みな、最後に、命を落とすのですね。

ほとんど全員が…(命を落としたのですね。)

恐怖と悲しみの中、Salehはインタビューを終えました。
彼らの命は、人質たちと同じように
永遠にイスラム国から狙われているのです。

IMG_0486-0

***

この人質は、ひょっとして、この間、行方不明になった
スウェーデン人ジャーナリスト??

それにしても、7割が外国人兵士だということですが
アラブ語と英語の両方が達者な人は、それほどいないのでしょうか?
少なくとも、ジハーディ・ジョンは、アラビア語と英語のバイリンガルですが
なぜ、自ら、人質の尋問をしないのでしょう?
それとも、外国人司令官とは別に、インタビューに登場するトルコ人が
このSalehさんに通訳をさせたがったのでしょうか…。

何回も何回も処刑のリハーサルをして慣らせていたから
どの人質の方も、最後まで、落ち着いている様子だったのでしょうか?
やはり、心の奥底で、今度こそ、ダメかもしれない
観念なさっていたのではないでしょうか?

また、何かありましたら追記いたします。

Advertisements

CAGEの語るMI5とJihadi John・英国Twitter反応に失望・今はテロリストでも(追記5)

Video
CAGEの語るMI5とJihadi John・英国Twitter反応に失望・今はテロリストでも(追記5)

Jihadi John ジハーディ・ジョン ( ジハード聖戦のジョン) と公に発表された
Mohammed Emwazi ( モハメッド・エムワジ ) 氏について
War on Terror (対テロ戦争)関連捜査の人権侵害に反対する団体
CAGE ( http://www.cageuk.org )による記者会見のライブ中継を見ました。


CAGEのAsim Qureshi氏が持った印象では
エムワジ氏は優しく穏やかで謙虚な人だったとのこと…。

そのEmwazi氏が、いかに、MI5からスパイにならないかと勧誘され、
それを断り続けると、様々な行動を規制されるようになり
英国を離れ生まれ故郷のクウェートで働き始め結婚の予定まであったものの
英国に一時帰国した後、テロリスト容疑で、クウェートへの入国を阻まれ
( ビザを発行しないのはクウェート側ではなく英国側の問題とのこと )
サウジアラビアで英語を教えようとする計画も阻止されたか…などの
詳しい状況がCAGEのサイトに書かれています。

‘YOU’RE GOING TO BE FOLLOWED…LIFE WILL BE HARDER FOR YOU’: THE STORY OF MOHAMMED EMWAZI

この見出しはMI5が情報提供者になるのを断った当時21歳のEmwaziさんに言った言葉から

“Listen Mohammed: You’ve got the whole world in front of you; you’re 21 years old; you just finished Uni – why don’t you work for us?”

All this was said in front of the Dutch Intelligence officer. He asked Mohammed to help them out, telling him that this was an opportunity for him – not a lot of people got to meet MI5.

Of course this offer did not go down well with Mohammed who just been accused of being a terrorist, and lost his time, money and holiday because of these intelligence officers, told them he would not work for them and that, being a normal person, there was nothing he could even help them with.

At this, the MI5 agent’s tone became much more disturbing. He began speaking of freedom and Mohammed responded, “I’m free, if I’m not going to work with you it doesn’t mean I’m going to go to prison does it?” While assuring him that he would not go to prison for this, he issued a threat letting him know:

“You’re going to have a lot of trouble …you’re going to be known…you’re going to be followed…life will be harder for you.”

After going through what he had just gone through, Mohammed was shocked to hear this from his own government and decided to just ignore whatever the agent said to him.

The last Mohammed received from the agent was his number on a piece of paper and the words, “we’ll see you in London mate”.

お時間の無い方は、Asim QureshiさんのYouTube動画アピールを

Asim Qureshi – The story of Mohammed Emwazi aka Jihadi John

私は、このクレシ氏が記者会見で言った
When are we going to finally learn that
when we treat people as if they’re outsiders,
they are going to feel like outsiders
and they will look for belonging elsewhere.
( 大まかに言うと )
「いつも、よそ者として扱われていれば
自分が、よそ者だと思って、
どこか自分が属するところを求めるようになるって
いつになったら、わかるんでしょうか」
という言葉に、
深くうなずいたのですが、
この会見の後、Twitterに
ジャーナリストも含む英国人からの非難の声が多く
しかも、その非難が非常に単純で子どもっぽく、
心底ガッカリしました。

マジョリティの人々には分からないのだろうか?と言うより
なぜ、
結構多くの人々が、思考停止し、物事を単純化してしまうのか?と
絶望的な気持ちになりました。
なぜ
MI5の捜査方法や手段の「公正さ」は
グアンタナモ・ベイの「公正さ」に、近いものが
あるのかもしれない、と、
少しでも疑ってみようとはしないのか???
なぜ???
英国人人質、それも、白人の英国人人質を処刑したから???
とでも皮肉りたくなります。

記者会見での発言は
言葉尻を捉えられて大げさに報道されていますが
「MI5のせいでJihadi Johnが生まれた」
なんて言っていませんでした。

当局による不公平な取り扱いで、どんどん生活基盤を
狭められ、その結果、シリアに渡航しISISに加入するという
選択に、MI5の影響・責任がある、と言っていたのです。
そして
これは、今後の対策に、非常に重要なポイントです。

ちなみに
結構多くの英国人の思考停止的な反応の報道は
大衆紙Daily Mail

The Jihadi John apologists: Islamic campaigner who today defended ISIS executioner as a ‘beautiful, kind young man’ was filmed calling for jihad outside U.S Embassy

ここで、やはりMI5から捜査を受けていたCAGEの別のメンバーが
Sky NewsのKay Burleyというジャーナリストのインタビューを
中断して立ち去っていますが、私は、その前の、彼女の報道を見ていて
なんてjudgemental な、決めつけの激しい姿勢なのかと驚いていました。
彼女は
「(Qureshi氏は) Jihadi Johnのビデオは一回しか見てない
と言っていたのに、後で、一回も見てないと言いましたね」
と、得意げに( と、聞こえるような口調で ) 番組でも発言し
ツイートまでしているのですが
Qureshi氏の意味するところは
Washington Postの記者からビデオを見せられるまで
一回も見たことが無かったし、一本のビデオしか見たことがない
という事なのは、普通に記者会見を見ていれば明らかです。

CAGE SPOKESMAN WALKS OFF LIVE SKY NEWS INTERVIEW

A Cage spokesman walked off a Sky News interview live on air after being asked if he condemned the actions of Jihadi John.
Cerie Bullivant accused interviewer Kay Burley of asking him ‘inherently xenophobic’ questions, to which she replied: ‘Nonsense, get over yourself.’

Removing his earpiece: Cage spokesman Cerie Bullivant walked off a live Sky News interview

He claimed that the security services in Britain have ‘time and again harassed people and pushed them , and that has played a part in the radicalisation of this man’.
Mr Bullivant – who spent two years on a control order designed for terrorist suspects, but was an innocent man – was then asked by Burley: ‘Do you condemn his actions’
But he replied, before walking off: ‘I’ve already said… I’m sorry, I’m not answering that question, that’s a ridiculous question, I’ve already gone through this and dealt with it.’
After he walked off screen, Burley paused before looking at the camera and smiling.

私は、この@GallowayismさんのTweetに強く同感しました。
Sky Newsが、ついに、米国のトンデモ(爆)ニュースチャンネルFox News化した、と、
また、Kay Burley の様なIslamophobic( イスラム教を危惧し偏見を持つ人) を
マードック( メディア界の王様的な人 )は大好きだろうと皮肉るツイートです。

@Gallowayism: @KayBurley So, Sky News has finally transformed completely into Fox News. Murdoch must love an Islamophobic hack like you. #kayburley

Sky News, Kay Burley

それから
いつも三面記事的な興味を満たしてくれる詳しい報道記事をあげるDaily Mailですが、
今回は、初期段階での三面記事的報道分野では、このBuzz Feedの方が詳しいというか、
より全面的かと思います。

ISIS Militant “Jihadi John” Identified As Young West Londoner

また
アメリカのCNNニュースチャンネルで、さきほど
「なぜ、コンピューター・サイエンスを専攻した中流階級の大卒が?」
という言葉を聞きましたが
実際には、通っていた大学は
University of Westminsterというロンドンにある
非常に大衆的な入りやすい大学で
( 進学校の生徒が必死で受験勉強して入る様なタイプの大学ではなく)
また専攻がコンピューターというのは、
ともかく就職の見込みを考えての進学であったのではないでしょうか。

家も、写真を見ると、Queen’s Parkの、おそらく、公団住宅っぽく
貧乏ではないけれど、英国で中流というのには厳しい環境で
6歳の時に家族でクウェートから移住して来たことや
アラビア語が話せることなどを考えると、
家族の結びつきが強いいわゆる典型的な移民家族だったのかな、と想像されます。

Queen’s Parkも、移民の多い地域ですが ( Bethnal Greenほどではないですが )
却って移民家族の多い地域の方が差別が多かったり
異民族間の差別や異民族ギャンググループの闘争などがありがちだと思います。
ロンドンは、治安の良い地域と悪い地域が隣接していたりするので
同じQueen’s Parkでも、様々な地区がありますが、
実際に、この家の辺りがどんな状況なのかは、
そこに行けば一目瞭然でわかるでしょうし、
地元の人は当然知っていると思います。

Neighbours shocked by Mohammed Emwazi Jihadi John allegations

近所の人への取材 ( 話している人は皆外国訛り )

ISIS入りする若者が全て
移民政策や反テロ政策やイスラム教への偏見に対する怒りから
ISIS入りするとは決して思いません。
サド的な人、単に暴力的な人もいると思います。
けれども、
普通の若者が過激派になるまでの過程に
移民政策や反テロ政策の失敗や
イスラム教徒や移民に対する偏見や差別が与えている影響は
少なからずあると、私は思いますし
今回Twitterで、多くの、CAGE記者会見を揶揄したり
単純化して否定するツイートの嵐を見て、
英国からISISに移住する若者は、これからも出続けるだろう、と
非常に暗い気持ちになりました。

ところで
今まで、Jihadi Johnだと思われていたのは
エジプト系で、ロンドン西部出身のラッパーAbde Majed Abdel Bary
この動画を見た後、ジハードのジョンよりも、
背がずっと低いんじゃないかと私でさえ思っていましたが
確かに目元は、ちょっと似ているかも。

WATCH: ‘Jihadi John’ Suspect Animated Reaction During 2011 London Riots

この人も、生首を掲げる写真をツイートしているので
ISIS入りしていることはいるのですが…。

念のために加えますが
私はISISシンパではありませんし、
やはり本日のニュースで報道されている
ISISがイラクのMosulの博物館で展示物を壊している姿には涙が出ました。

ISIS Destroys Archaeological Treasures in Mosul

また、イスラム教徒でもありませんし、基本的に
宗教に懐疑的なので、キリスト教徒にもイスラム教徒にも
一生ならないと思います。

けれども、もう結構な年なので
政府など、体制・権威が「テロ」と呼ぶ時には
斜めに構えてしまいます。
なぜなら、昔は、大テロリスト的な扱いを受けていたPLOの
アラファト議長の位置づけが、どんどん変化して行き
亡くなる頃には、偉人的な扱いになっていたからです。
テロリストは、時代によっても、どちらから見るかによっても
変わっていく事があり、各国の政府は、世界情勢に合わせて
ころっと態度を変える事も皆無ではないからです。

昔、
まだ若く、金融街で働いていた80年代は、IRAテロ全盛期で
出勤中の地下鉄は、しょっちゅう不審物疑惑で止まりましたし
実際に、IRAに夜中だったか夜明けだったか
オフィスの近所のビルが爆破される事件も起きました。
その頃、IRAの政党であるシン・フェインのジェリー・アダムスの声は
放送禁止になり、今では信じられないでしょうが、TVでは
いつもアイルランド訛りの役者が吹き替えていました。

Speak No Evil The Story of the Sinn Fein Broadcast Ban
( 長いので、お時間のある時に、どうぞ )

それが、
解禁になり、北アイルランドの状態は
まだ平和とは言えませんが、IRAから別のグループは生まれていますが、
テロリストとしての注目度という意味ではISISの比ではありません。

そのせいか、時々、思うのです。
ISISにも、一種の国というか公な存在を認められる日が
絶対、来ないとは言い切れないのではないか…と。
何が起きるか、わかりませんから…。

やはり若い頃、当時の東ベルリンに旅行に行った時には、
ベルリンの壁が崩壊するとは想像できませんでしたから…。
一方、ベルリンの壁が崩壊した時には
南北朝鮮も、じき、統一されるのでは、
と、思いましたが、それは、未だに成されていませんし
世の中
本当に、どう、転ぶか、わかりません…。

極端な話、
日本は、第二次世界大戦中、英国や米国からは
現在の北朝鮮か、おそらく、それ以上の
テロ国家とみなされていたのではないでしょうか。
テロを終わらせるために原爆を落とした、と
信じている人達が結構いたはずです…。
「自爆テロ」をフランス語では、Kamikazeと呼びます…。
発音はカミカズっぽいのですが、聞くたびに複雑な気持ちになります。
同様に、自爆テロについても、複雑な気持ちを抱いています。

ただ、
唯一、言えるのは、
どんな理由があろうと、どんな大義名分があろうと、
テロであれ、紛争であれ
いつでも、普通の庶民が苛酷な目に遭うということです…。
ISIS支配地域を空爆すれば、必ず、
たまたま、そこで生まれた子ども達も犠牲になるという事です。

【追記】
英国の若者が、ISIS入りすると
「ミドルクラス」とか「well-to-do」と報道されるので、
英国外の人は、文字通り受け取ってしまいますが、
実際は、その言葉のイメージとは、
かけ離れています。

Jihadi John・Emwazi氏は、育ったのは、
確かに裕福な家の多いMaida Valeだけれど
家自体はCouncil Flat( 公団のアパート ) で
この辺りの公団住宅の環境は、
隣接する治安が良いとは全く言えないKilburnと大差無いはず。
Queen’s Parkにしても、確かに、公園の周辺は環境が良いですが、
ロンドン郊外は、同じ地名でも、通りによって
状況が、ガラっと変わることが多いのです。
そして、公開された写真で明らかの様に、
彼の家は、ロンドンでは典型的なCouncil Estateの一角。
おそらく子どもが増えたので、Maida Valeから、
そう遠くないQueen’s ParkのCouncil houseに
移されたのではないでしょうか。
今はCouncilではなく
Housing Associationになっているかもしれません。

それでも、確かに、下層ではありません。
「下層」の家は、親もドラッグ・ジャンキーで
生活保護を悪用していたりするから。
そういう意味で言えば、お父さんが、ずっと
mini cabの運転手で働き続けて
6人?だかの子ども達を養って、って
素晴らしいし、やはり、私が記事を書くにしても
「貧乏」や「下層」などとは、絶対、書けないでしょう。
実際に、貧乏、ではないですから。
それに、中流の下には、入るのかもしれません。

でも、英国で、「ミドルクラス」と
呼ばれている層は、一般的に
かなり裕福ですので、
非常に違和感があります。

また、このEmwazi氏の育った環境は、
おそらく、シリア入りした女子高生達の育った環境に
通じるものがあると思います。

【追記3】
EXCLUSIVE: First picture of the face of the angelic schoolboy who turned into reviled ISIS executioner. How polite west London pupil became bloodthirsty Jihadi John

IMG_0098

In a chilling twist, in a school yearbook from when he was 10, Emwazi lists his favourite computer game as shooting game “Duke Nukem: Time To Kill” and his favourite book as “How To Kill A Monster” from the popular children’s Goosebumps series.
He also lists his favourite band as pop group S Club 7, and when asked what he wants to be when he is 30, writes: ‘I will be in a football team and scoring a goal.’
Emwazi also listed his favourite colour as blue, his favourite animal as a monkey, his favourite cartoon as The Simpsons and chips as his favourite food.

ちなみに、うちの息子たちも
Call of Duty系戦闘ゲームが大好きなんですが
もし何かあったら、言われるんでしょうか…???
好きなゲームは殺人戦闘ゲームだったと?!

そう、Goosebumpsも好きでした!!
10歳の時に「How To Kill A Monster」のような
たわいもない児童の読み物が好きだと
テロリストになった時に、Killという文字だけ
拡大されて、あれこれ言われるわけでしょうか?!!!

ついでに
うちの息子たち、シンプソンズも、チップス( フレンチフライ ) も好きです(爆)。

【追記4】
エムワジ一家は、英国に移住する前はクウェート在住だったものの
クウェート人ではなくイラク系 Bidoun ビドゥン族で、クウェート国籍は無く、
一家は、今、またクウェートに戻り暮らしているとのことです。

【追記5】
Jihadi John’s father ‘a bully and a collaborator with Saddam’: Family fled to Britain from Kuwait after he was accused of helping forces during Iraqi invasion

Dabiq 香田証生さんと小泉首相にも言及 和訳 (追記4 )

Standard
Dabiq 香田証生さんと小泉首相にも言及 和訳 (追記4 )

ISISイスラーム国の機関誌Dabiq ( ダビク、 ダビック ) 7号の
Foreword ( 巻頭のことば )では、湯川遥菜さん、後藤健二さん、安倍首相だけでなく
小泉元首相と香田証生さんについても書かれていたのですが、
あまり、そこに触れている報道が無いので、とりあえず、
2ページある巻頭の辞の1ページ目を日本語に意訳します。
この号には、英国人人質キャントリー( Cantlie )氏も
英国政府の人質解放に関する批判を含めた非常に意味深い寄稿をしており、
それも、また、後日、訳すかもしれません。

【Foreword 】

「日本は我らと何の関わりがあるというのだ?
誰が、日本を、この艱難で強大で、猛烈な戦争、
パレスチナの兄弟への犯罪に、巻き込んだのだ?
日本には我らとの戦争をもちこたえることができない。
だから、自分達の立場をよく考えるべきだ。
南(半球)の彼方にあるオーストラリアは、我らや、
アフガニスタンやパレスチナの守る術を持たない人民と、
何の関わりがあるのだ?
ドイツは、Kufr ( 不信仰 ) で、crusade ( 十字軍、キリスト教 )
である以外、
この戦争と何の関わりがあるのだ?
これは、新たな十字軍遠征だ。
獅子王リチャードやドイツのバルバロッサやフランスのルイに
率いられた十字軍遠征のような十字軍遠征なのだ。
同様に、本日、ブッシュが、十字架を掲げると
十字軍国家が即座に先を争って駆けつけた。
アラブ諸国は、この十字軍と何の関わりがあるのだ?
なぜ、彼らは、白昼、この戦いに全裸で堂々と参加するのだ?
それは、十字架のもとに支配されることに満足しているからだ。」
[2001年10月インタビュー]

Shaykh Usāmah Ibin Lādin ( rahimahullāh ) ( オサマ・ビン・ラディン Shaykhシャイフは賢者,師 )*
は、13年前、数々の国家が、十字軍連合に結集し、アフガニスタンを
侵略した時、こう語った。
日本は、非キリスト教の多神教国家であるのにも、その「平和憲法」にも、
アフガニスタンから遥か遠く離れているのにも、かかわらず
この十字軍に参加した。
この当時の浅はかな首相、小泉純一郎は、西洋十字軍への
物資配送支援を投入した。
ムスリムに対する十字軍遠征に参加することによって
日本のためにどんな利益を得られると思ったのだ?
その後、日本は、小泉政権のもと、イラクへの十字軍遠征にも、
「自衛隊」を派遣して支援した。
その時、Shaykh Abū Mus’ab az-Zarqāwī ( rahimahullāh )( アブムサブ・ザルカウィ師* ) に率いられた
mujāhidīn ( ムジャヒディン 聖戦士 ) が、
日本の十字軍( キリスト教徒* ) 香田証生を捕らえ、
日本の軍隊がイラクから撤退しなければ処刑すると脅かすと
小泉とその政府は、傲慢にも、
日本は、「テロリスト達」の要求には屈しない、と言ったのだ。
それゆえに、香田は、十字軍連合に属するNick BergやKenneth Bigley同様
斬首された。

その10年近く後、「平和主義」日本は、再び、叡智に反して、
ムスリムに対する新たな十字軍連合に参加したのだ。
今度は、「ノーベル平和賞」を受賞したオバマの指揮のもとで。
つまり、勝てる見込みの無い戦争で、「平和主義」国家が、「平和」賞受賞者に率いられているのだ。
まるで、Khilāfah ( カラフィ、イスラーム国、帝国 ) が、
怒らせると危険な国だとは思っていないかのように
2億ドル以上をイスラーム国との戦いに使うと
明白にした上で支援すると公に約束することで、安倍晋三は、
日本に、一体、どんな利益をもたらせると思っていたのだ?
一体、どんな不遜さが彼を盲目にして、
Wilāyat Saynā’ ( ウィラーヤ・サイナ サイナ行政区* ) でイスラーム国の兵士達と戦う
tāhūt ( 偶像崇拝など境界を越えた不信仰者* ) であるSisi ( エジプトのAbdel Fattah el-Sisi シシ大統領* ) の
立てた演壇から、このような思慮のない( 思いやりのない* ) 発表を行なわせたのだ?
イスラーム国には、日本人人質が2人いて、牢獄の中で、
この日本の指導者の大失敗を待っていると、
何が、彼に、「忘れ」させたのだ?

***( 以上、巻頭1ページ目 全訳 )***

【追記1】
続き ( 巻頭2ページ目 )は、既に、あちこちで訳が出ているようです。

この1ページ目の最後で、
安倍首相が、2人の人質が拘束されているのを十分承知した上で
2億ドル支援の演説をエジプトで行うという「thoughtless」さを批判、
2ページ目で続けて、第二次世界大戦後
西側諸国の奴隷になっていると歴代政府につながる現政府の傲慢さを
侮辱するためにイスラーム国にとって必要ではないし
日本政府が払うとも思っていないが2億ドルを要求した、と書かれています。

The Khilāfah was not in need of the money and knew fully that the
Japanese would never provide the sum, but it had decided – by
this demand – to humiliate the arrogance of this Japanese
government … a government in a line of governments enslaved by
the West since the Second World War.

なんとなく…、どういうことを言えば、一部の日本人の心がざわつくか
熟知しているような文章です。

【追記2】
英国人人質ジャーナリストJohn Cantlie ジョン・キャントリー氏が
レポーターをつとめるISIS最新プロパガンダ動画
From Inside Halab ( Aleppo ) Video
「アレッポの街から」動画
https://canarin.wordpress.com/from-inside-mosul/

をページに追加しました。

From Inside Mosul Video
「モースルの街から」動画
https://canarin.wordpress.com/from-inside-mosul/

も上ページに、貼ってあります。

2015/02/img_9078.jpg

香田証生も後藤健二さんもクリスチャンであるためか
日本の「crusader (十字軍、キリスト教徒)」と呼ばれていますが、
湯川遥菜さんは、「Mercenary ( 傭兵 ) 」と呼ばれています。

このDabiq7号のPDF は
http://www.blazingcatfur.ca/wp-content/uploads/2015/02/ISIS-Dabiq-Issue-no.-7.pdf
から、まだ、ダウンロードできます。

【追記3】
John Cantlie Dabiq7
John Cantlie氏の寄稿の他にも
ムアズ中尉の処刑は空爆を再現したものとする巻頭特集
フランスKosherスーパー襲撃主犯クリバリ追悼記事と妻のインタビュー
イェルサレム出身のアラブ系イスラエル人スパイのインタビュー
拘束されたエジプトのコプト教徒の記事など

Dabiq7, Israeli Spy, Coptic Hostages

【追記4】
Dresden Bombing 70 Years On
ドレスデン大空襲70周年
https://canarin.wordpress.com/dresden/
ページを追加しました。

Aleppoの後藤健二さんと学校の現状写真

Image
Aleppoの後藤健二さんと学校の現状写真

Mohamed Mahmoudさんが後藤健二氏について
Facebookで、去年の5月にポストした記事を再度シェアなさっていました。
英文の後に大まかな意訳を付けます。(*)は補足です。

Mohamed Mahmoud shared his post — with Sami Meshaal and 3 others.

Mohamed Mahmoud on Kenji Goto

Yesterday, the Japanese journalist left Aleppo after spending seven days in the city where he lived like Syrians do live: no water, no electricity, sleeping on the floor and welcoming barrel bombs..and as soon an explosion comes to happen, he would jump like a monkey – he’s 47 – camera in hand and start running after Civil Defense men…without even thinking of his shoe laces.

It was the fifth visit for Kenji Goto in Aleppo. Although he was detained for 48 hours, in Aleppo last February, he vowed to come back in the hours following his release. And he did. Yesterday, he promised to come back in a month from now. Beside being very tired, running all day long with our White Helmets, he found time and courage to give a comprehensive training on photography and videography to young media people in Aleppo.

I want to stress the bravery of this man who has no camel or kimono, i.e. no material interests, in the Syrian revolution compared to those Syrians with heavy beards or belly, or shiny neckties and shoes, holding positions on Gaziantep, Maraach, Antioch first lines of the back-lines of Adana, Mersine or even in Istandbul.
(…..)
‪#‎Kenji‬, a tribute to you….wherever you’re!

昨日、ある日本人ジャーナリストがアレッポを去った。
シリア人と同じように7日間を過ごした後でだ。
水も無く、電気も無く、床に直接寝て
樽爆弾( 樽に金属片などを詰めた一種の焼夷弾* ) を迎える生活…
そして、爆発が起きるやいなや、47歳だというのに、
猿のように身軽に、カメラを手に持ち、
市民防衛団 ( Civil Defense men* )の後を追いかけて行く。
クツひもを結ぶことを考えるまもなく。

これは、後藤健二の5度目のアレッポ ( Aleppo, Syria シリア* ) 訪問だ。
2月に48時間アレッポで拘束されたが、解放された直後には、もう、
絶対に戻って来ると誓っていた。
そして、戻って来たのだ。
昨日、彼は、1ヶ月後に戻って来ると約束した。
毎日、白ヘル団( White Helmets 前出の市民防衛団?) と
一緒に走り回って、疲れているだろうに、
時間をさき勇気を奮って、アレッポのメディアの若者たちに
カメラとビデオの撮影術を、一から十まで手ほどきしてくれた。

私は強調したい、この、ラクダもキモノも持たない、つまり、
物質的な興味を持たない男のシリア革命での勇気を。
豊かなヒゲ、メタボ腹、真新しいネクタイに靴をもち
Gaziantepや、Maraachや, Antiochや
Adana, Mersineという最も前線から離れた( 安全な* )所
はてには、( トルコの* ) イスタンブールで
高い役職についているシリア人たちと比べてだ。

#Kenji 、君に、この文を捧げるよ…君が今どこにいようと!

Kenji Goto trains Free Aleppo young media team

後藤さんがメディアの若者たちに教えている様子の写真とポストも
翻訳されシェアされています。

Mohamed Mahmoud shared Baraa AL Halabi’s photo.

Kenji Goto in ‪#‎Aleppo‬, May 2014,
during a training on ‪#‎photography‬ and ‪#‎videography‬ given for free
to media teams in Free Aleppo.
2014年5月 アレッポで、後藤健二さんが
Free Aleppo ( 解放アレッポ?* ) の メディア・チームに
カメラとビデオの撮影術を無料無報酬で教えているところ。

Baraa AL Halabi with Mohamed Mahmoud and ‎خليل نور الدين حجار‎
لأول مرة أحضر دورة اعلامية بتاريخ الثورة السورية ولكن ليس بتركيا ولا عن طريق جهة داعمة أنما في حي الشعار وعلى ضوء البطارية
صحفي ياباني يدعى كنجي متضامن من القضية السورية وأحب أن يضع بصمة لنا قبل رحيلة

Mohamed Mahmoud Baraa AL Halabi wrote:
For the first time, I attended a media training since the Syrian revolution erupted.
It wasn’t in Turkey; and it wasn’t with any official organization funds.
It was here in Aleppo, (Al-Chaar) on a car battery LED lights
(see above the white board).

A Japanese journalist named Kenji Goto who did it
in solidarity with the Syrian cause, and
who left his touch before leaving Aleppo.

シリア革命勃発後、初めてメディアの授業に出た。
トルコででもなく、公的機関の資金によってでもない。
ここ、このアレッポ ( Al-Chaar ) で。
車のLED灯を使って。( 白板の上 )

後藤健二さんという日本人ジャーナリストが
シリアで起きた運動と結束して行なってくれた。
アレッポを去る前に残していってくれたのだ。

そして、
Mohamed Mahmoudさんのシェアには
アレッポのいくつかの学校の惨憺たる様子の写真もありました。

Mohamed Mahmoud shared ‎ام الثوار‎’s post.
29 January at 00:46 ·

Current state of several schools  in Aleppo

État présent de quelques écoles à Alep!
アレッポの学校数校の現状

‎ام الثوار‎ added 5 new photos.
هنا حلب المدمرة
كانت مدارس…حسبنا الله ونعم الوكيل

1月26日のブログ
「Halab Today TV 後藤健二さんを讃える/ シリアの子どもたちの歌声」 で、
後藤健二さんが首に巻いているスカーフは、
近所のコミュニティ・スクール ( いわゆる寺子屋 ) に通う女の子が手作りした、と説明されていましたが、
学校が、こんな状態なので、子どもたちはコミュニティスクールに通っている…ということでしょうか……。

ISIS人質リスト/憶測の前提/田母神氏Twitter表現の自由

Standard
ISIS人質リスト/憶測の前提/田母神氏Twitter表現の自由

湯川遥菜さんに続き後藤健二さんの悲報が入り
ヨルダン空軍将校ムアズ中尉( First Lieutenant Muath al-Kasaesbeh )の
無事と解放を祈るばかりです。
そして、後藤健二さんが、状況を知らせようとした
シリア( Syria ) アレッポ ( Aleppo ) に、
一日も早く平和が訪れますよう…。

正直なところ、おそらく、日本でも、多くの方が
悲観的だったのではないかと思います。
それでも、口に出しては不吉であるし、
最後まで諦められないという強い心情があって
結果として、その希望が叶わず、予想はしていたのに
それでも呆然となさっている方は多いのではないでしょうか。

後藤さんの奥様、お母様、ご家族、ご友人の皆さま
湯川さんのお父様とご友人の皆さまに
お悔やみ申し上げます。

昨日のブログに英語文字起こしと日本語で記録した
Jihadi John ( ジハード聖戦のジョン )による
日本政府へのメッセージは
日本の悪夢の幕開けだ…と、しめられていましたが
実際に、これは、終わりではなく、始まりだと思います。

そこで、非常に、気になるのは、
現在ISISに囚われていて身元が公開されていない人質たちの事です。

その中に、日本人は、いるのか、いないのか…
もちろん日本人以外の人質をおざなりにする意味ではありません。
ただ、ISIS的には、同じ国籍の人質は「ストック」しておきたいのでは
と、素人考えで思いますので、こうやって、2人続けて殺害したということは
まだ、他にも「使える」日本人人質がいるか、あるいは
容易に、日本人人質を確保できる見込みがあるのではないかと
憶測してしまいます。

そもそも、危険なのは、シリアだけでは全然ありませんし
シリア全土が満遍なく常に危険というわけではないと思います。

去年、
アルジェリアでも、ウォーキング・ホリディ中の
フランス人 登山ガイド Hervé Gourdel ( エルヴェ・グルデル )さんが
ISISに共鳴するグループに拘束され、短期間のうちに犠牲になりました。

Grief of the beheaded French mountain guide’s widow revealed
as country mourns his murder with flags at half mast

( 殺害された登山ガイド未亡人、半旗で悼むフランス )

フランスは、実際にISISの動画にJihadi Johnとともに出され
犠牲となった英米の人質たちと同じ場所で
拘束されていたNicholas Hénin ( ニコラ・エナン ) さんら4人の
ジャーナリストの解放に4月には成功していますが、
一応、警戒態勢がひかれていたパリの週刊シャルリ紙 ( Charlie Hebdo )で
襲撃事件が起きているのですから、安全な場所など無いとも言えます。

もちろん、シリアなど外務省危険指定地域への渡航の危険度は
たとえばロンドンでテロに遭うよりも、遥かに高いのは
一目瞭然ですが、だからといって
わざわざ危険を承知で、危険地帯に自ら入って行ったというのは
ちょっと違うように感じています。

まず、危険地帯ということは、一種の「前線」なわけで
素人考えでも、
そこに、外国人が、「軽い気持ちで」入って行ける、という状況は
いくらなんでも、あまりにも、間抜けすぎると感じます。
それなりのツテがあって、なんらかの確信を持ち、
準備を周到にして行動していたであろうとおもいます。

特に、後藤健二さんは、Aleppo ( アレッポ ) の方々がFacebookで
載せていたポストでも、かなり人望が厚く、
人脈も土地勘もあったのは明瞭です。

そして
奥様の声明によれば、今回の渡航の第一目的は、あくまでも
Aleppoの取材、さらに、同時に、湯川さんの情報収集もしていた
ということらしいのに、
後藤さんのお母さま石堂順子さんが記者会見で
「友人を救うために行ってしまった」的なことを発言したせいなのか
たとえば、
イスラム国とイスラム国家を混同していたり
生後2週間だった赤ちゃんを生後3週間と言っていたり
他の発言内容は、かなり、誤認があるのに、
シリア渡航の目的だけは、湯川さん救出が事実として扱われてしまっている、
単なる憶測が、事実として、前提になってしまって
あれこれと語られているという印象を受けます。

ISIS hostages
( 右 Muath al-Kasaesbeh中尉、Hervé Gourdelさん )
( 左 John Cantlieさん、GReta RamelliさんとVanessa Marzulloさん、Nicolas Héninさん )

これは、拘束動画が公開された時に調べたリンクなのですが
この時点でISIS イスラム国 に拘束されていた外国人人質は
レバノン兵士約7名と湯川さん後藤さんを除くと

A look at the hostages believed held by Islamic State group
( イスラム国に拘束されていると思われる人質たち )

後藤さんと湯川さんの警告動画が公開された当時は、
12月24日に拘束されて以降まだ何の要求もされていなかったものの
その後、
後藤健二さんとサージダ死刑囚の交換条件に関連付けられ
安否が気づかわれる ヨルダン空軍将校ムアズ中尉
MU’ATH AL-KASEASBEH:
The 26-year-old Jordanian pilot is the first foreign military pilot to fall into Islamic State hands since an international coalition began its aerial campaign against the group in September. He was carrying out airstrikes against the militants when his F-16 went down near the Islamic State group’s de facto capital of Raqqa in northeastern Syria on Dec. 24. His captors have not made any public demands for his release.( 21/1/2015 )

数々のISISプロパガンダ動画↓に出演させられている
( From Inside Mosul モースルの街中から )
英国人ジャーナリスト ジョン・キャントリー氏
JOHN CANTLIE:
The British photojournalist has appeared in several Islamic State propaganda videos delivering statements, purportedly from the Syrian border town of Kobani and Mosul, Iraq’s second-largest city, likely under duress. Cantlie has worked for several publications, including The Sunday Times, The Sun and The Sunday Telegraph, and was kidnapped with American journalist James Foley in November 2012. An Islamic State militant beheaded Foley in August 2014.

イタリア人イエズス会司祭 パウロ・ダローリオ神父
FATHER PAOLO DALL’OGLIO:
An Italian Jesuit priest, he went missing in July 2013 after traveling to meet Islamic militants in Raqqa. He has not been heard from since.

Skyニュース のカメラマン レバノン人 サミール・カサブさん
SAMIR KASSAB:
A Lebanese national who worked as a cameraman for satellite channel Sky News Arabia and was kidnapped Oct. 15 while working near Aleppo, Syria’s commercial capital, where there has been heavy fighting since rebels seized part of the city in 2012.

同じくSkyニュースのレポーター モーリシャス人 イシャク・モフタールさん
ISHAK MOKHTAR:
A Mauritanian reporter for Sky News Arabia who was kidnapped Oct. 15 while working near Aleppo.

名前が公開されていないアメリカ人エイドワーカー女性
UNIDENTIFIED AMERICAN WOMAN:
She was captured last year in Syria while working for aid groups. U.S. officials have asked that the woman not be identified out of fears for her safety.

名前が公開されていない赤十字国際委員会職員3名
THREE WORKERS FOR THE INTERNATIONAL COMMITTEE OF THE RED CROSS: They were taken near Saraqeb, in Syria’s Idlib province, in October 2013. The organization has declined to provide information on their identities or who has them, out of fears for their safety.

レバノン兵士7名前後
AROUND SEVEN LEBANESE SOLDIERS:
Abducted in August during a cross-border militant raid in the Lebanese border town of Arsal.

また、イスラム国は
何人かの人質も解放しており、身代金と引き換えだったと言われていますが
そのことを公に認めた国は、まだ、ありません。

The Islamic State has also released several hostages, reportedly in exchange for ransom money. There has been no official confirmation from any of the countries involved.

ちなみにISISやISIS関連組織に拘束され、後、解放された
ヨーロッパ人人質は、11名います。

1月22日「Cantlie氏ISIS動画と72時間の今さら感」でも記録いたしました
イタリア女性2名
GRETA RAMELLI and VANESSA MARZULLO: Two Italian aid workers, aged 20 and 21, returned home this week after being held hostage in Syria by militants for more than five months.

スペイン人ジャーナリスト3名
JAVIER ESPINOSA, RICARDO GARCIA VILANOVA and MARC MARGINEDAS: Three Spanish journalists who were released last March after being held hostage for months.

フランス人ジャーナリスト4名
EDOUARD ELIAS, DIDIER FRANCOIS, NICOLAS HENIN and PIERRE TORRES: The French journalists were released in April 2014 after being held hostage for 10 months.

スウェーデン人ジャーナリスト2名
NICOLAS HAMMARSTROM and MAGNUS FALKEHED: Swedish freelance journalists who were released in early January after a month and a half in captivity. Swedish officials declined to say who seized them or how they were set free.

この他にも、
トルコ人、クルド人、イラク人、シリア人、インド人など
大きく報道されていない人質が、
解放された人質も、まだ拘束されている人質も
犠牲になった人質も、たくさん、います。

ISIS’s Forgotten Hostages: Islamic State Still Holds Thousands
( ISISの忘れられた人質たち)

ISISだけでなく、小額の身代金のための誘拐自体が一般的に少なくなく
金銭目当てに誘拐され、ISISなどの過激派集団に売られるということが、
湯川さんや後藤さんの場合にも、あったのでは?
そして、
去年のうちに交渉がうまく進んでいたら
救えていたような気がしてなりません。
いつから、どれほど交渉が進んでいたか
それとも、最悪の場合、ほとんど交渉が進んでいなかったのか
また、総選挙との時期的な兼ね合いはどうだったのか
そのあたりが、非常に気になります。

ところで、
友人から、田母神俊雄氏の
ツイートを教えてもらったのですが

@toshio_tamogami:
イスラム国に拉致されている後藤健二さんと、
その母親の石堂順子さんは姓が違いますが、
どうなっているのでしょうか。
ネットでは在日の方で通名を使っているからだという情報が流れていますが、
真偽のほどは分かりません。
マスコミにも後藤健二さんの経歴なども調べて流して欲しいと思います。

田母神俊雄 Toshio Tamogami Tweet

英国にもUKIP ( 英国独立党 ) のNigel Farage ( ナイジェル・ファラージュ )
という、ほとんどネタ的に扱われている政治家がいますが…
ナイジェルが、まともに見えてしまうほどの強烈さ…

もと航空幕僚長で東京都知事にも立候補していた「政治家」が
こんなに、子どものように「表現の自由」を享受している日本は
まさに政治家天国ではないでしょうか?!!